エースの座を確保しドラフト上位指名を目指せ

エースの座を確保しドラフト上位指名を目指せ

2015-02-14

大平 山人(おおひら やまと 宮古と内地を行き来する野球好きの料理自慢)

 2015年度の明治大学のエースの最右翼と目されるのが、上原健太です。昔から、内地の球界で、上原姓のうちな~んちゅが活躍して来ましたが、最近で最も熱い視線を送られているのが、この上原です。左投手で、身長は190cmを越え、速球は150kmを越える。これだけの逸材、否が応でも注目されます。

 2014年度の明治大学のエースは、オリックスに1位指名された山崎でしたが、まずは上原にその座を引き継いでほしいと思います。そうすれば、自ずと登板機会が増加し、その活躍が沖縄まで伝わって来ます。東京6大学で、うちな~んちゅがエースとして活躍することを目に耳にすることによって、沖縄の野球大好きた~は、きっとより一層元気になるハズ。選手層の厚い明治大学ですから、まず重要なのは、怪我や病気をしないことです。上原程の実力があれば、体調不良さえ無ければ、頻繁に登板することは確実と言えます。ここいら辺は、高校時代、怪我でしばらく登板できなかった悔しさを知っている上原ですから、キッチリ自己管理してくれると思います。

 上原は、大柄にも関わらず、制球力が良いことで知られています。ですが、にも関わらず、好不調の波があるかと思います。1度崩れると、中々建て直せないことがありました。ん~、高校時代から親元を離れて生活しているので、精神的に強いのでは無いかと言う、勝手な先入観があるのですが、却って、そうであるがために、周りに気を使い過ぎることがあるのかと思います。調子が良い時は、それこそ手がつけられない程の速球と制球力があるので、まずはいつでもその実力を充分に示せることができるようになれば、ドラフト1位で、かつ、複数球団競合も充分ありうると思います。

 筆者が上原の球で、1番凄いと思うのは、スクリューボールです。左投手の投げる、緩めの落ちるシュートなのですが、相手が150kmの直球に備えている時にこの球が来ると、も~打者はガクガクで、まともな打撃はできません。バットに当たれば大した物。ほとんどが、呆然と見逃すか、膝を着いて無残にバットで空を切るかです。欲を言えば、もう少し球速があり、落ちが少ないスクリューボールとの2種類を使いこなせれば、内野ゴロを打たせることも思いのままかと思います。直球や変化球で空振りが取れ、変化球で内野ゴロも自由自在。これこそが、筆者の思う上原の完成形です。そしてそれは、簡単には届きませんが、決して不可能では無いと思います。

 まずは、大学野球を代表する左腕となって欲しいと思います。

ちばりよ~、健太!

 

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