横浜でわいど~!

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2014-09-11

大平 山人(おおひら やまと 宮古と内地を行き来する野球好きの料理自慢)

宮古から甲子園へ。昔から、宮古人の切なる願いです。最近、1番甲子園に近かったと思われた時のエースが、横浜商科大学に進学した山里です。筆者が以前、宮古高校に取材に行った時にも、黙々と練習をしており、そのカットボールの先に、甲子園をかいま見たのですが、残念ながらその夢は叶いませんでした。進路に注目していましたが、選んだ先は、神奈川大学野球連盟の雄、横浜商科大学でした。ここは昔から優れた投手を多く輩出しており、とりわけ、150kmを超える剛速球を投げる投手の育成には、とっても定評があります。高校時代、「最速142km」と言われた山里の速球に更に磨きがかかり、相乗効果で自慢のカットボールの威力も増大すると言うことに期待し、それは着実に実を結んで来ていると思います。練習を見ると、3年の剛速球投手進藤と良く話しているように思え、球速の向上に余念が無いと思われます。

 しかしながら、非常にブ厚い選手層を誇る横浜商科大学で頻繁に試合に出るためには、球速の向上もさることながら、空振りの取れる決め球が欲しいと思います。高校時代から、それほど多くの球種を使いこなして来なかった山里。高校時代は、それでそこそこ抑えきれる、非凡な能力がありましたが、全国から猛者達が集まって来る大学野球となると、スライダーとカットボールだけでは、さすがに抑えきれないと思います。山里の身長からして、指もそこそこ長いので、一般的にフォークボールかSFF辺りが、次なる決め球候補になるかと思うのですが、筆者は敢えてシンカーもしくは、ツーシームを決め球として使って欲しいと思います。右打者の外角に行く球を多く投げて来た山里ですので、打者もそのつもりで臨むと思います。そこで、意に反して、内角に食い込む球を投げる、と。そして、球速の向上した直球を右打者の内角にズバッと決め、三振の取れる投手になれば、エースの座も見えて来ると思います。

 筆者も経験しましたが、宮古から内地へ来ると、まずはその宮古口を奇異の目で見られ、疎外感を味わうと思います。また、食べ物も相当異なり、山里も当初は人に言えない苦労をしたことが容易に想像できます。しかし、それは1年生で見事に乗り切り、今ではすっかり市内ふっふぁー(都会人)。真面目さと順応性に長けた所も、山里の強みであり、魅力と思います。

 そろそろ、もっと露出する機会が増え、プロのスカウトた~に、「あの凄い球を放っている投手は誰か?」とドンドン注目されることを期待しています。まずは、秋のリーグ戦で、先発の一角に割って入って欲しい。その実力は、充分に蓄えたハズ。

わいど~、弘一

 

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