八重山→鹿児島→神奈川

八重山→鹿児島→神奈川

2016-01-15

大平 山人(おおひら やまと 宮古と内地を行き来する野球好きの料理自慢)

石垣島で生まれ、その後鹿児島に移り、高校は鹿屋高に進んだ照屋。惜しくも甲子園出場は叶いませんでしたが、鹿児島は元より、九州でその名を轟かせていました。

ただ、スタミナに問題があったのか、短いイニングは、それこそ手のつけられないような投球をするものの、先発した試合は、後半に行くと打ち込まれてしまうと言うことが見受けられました。

ん~、それが甲子園に手が届かなかった原因なのかと、甲子園で実現しなかったうちな~んちゅ対決に夢を馳せていました。

その照屋、高校卒業後は、神奈川県の桐陰横浜大学に進学し、当然の如く硬式野球部に入部しました。

ただ、同級生に現桐陰横浜大学のWエースである齋藤と高橋がおり、この2名が抜群の安定性を示しているため、登板機会は思って程伸びていないのが現状です。

また、リーグ戦では、良い成績を残すものの、関東大会には、強豪の東海大学がドンとにらみを効かせており、ここを撃破しないと全国大会への門は開かれません。

先の2名に照屋が加わり、トリプルエースとなれば、全国大会出場の先の、全国の頂点も見えて来るハズ。

高校時代の照屋は、三振を多く取る印象でしたが、大学進学後は、打たせて取る投球に変わったと思います。

最速142kmと言われる力強い速球は健在ですが、決め球はフォークボール。このフォークボールが2種類、即ち、大きく落ちる球と、SFF気味に高速で落差の小さな球があります。

SFF気味のフォークボールは、ある程度完成の域に達した感がありますが、大きく落ちるフォークボールは、時として抜けた感じになり、長打を食らってしまいます。

特に、日によって、いや、イニングによって、その調子が変わるため、中々計算ができないことが多いのが難点です。

2種類の、全く異なる落ちる球は、大きな武器ですが、その確実性の向上が、エースの座を掴み取ることと、その先にあるであろう、プロの門を開くことになると思います。

外野の勝手な意見を言うならば、もう少し筋肉をつけるべきかと思います。

183cmの身長ですが、恐らく体重は70kgを割っているのでは無いかと思えるその細身の体は、体質かも知れませんが、筋力を増強すれば、試合後半に捕まることが少なくなると共に、直球の速度の向上と、変化球の確実性の向上にもつながると思います。

ただ、こればっかりは、単に大量に食事を摂取すれば良いと言う物では無く、練習をしながら大きくせねばならないため、非常に難しく、多くの野球選手が悩んで直面していることだと思います。

ですが、大学生活での有終の美を飾るための1案として、是非実現して欲しいと思います。

照屋と言う苗字は、うちな~んちゅが見れば誰でも、「あい!うちな~んちゅやっさ~。」とわかる物。そして、そのうちな~んちゅの苗字を背負っている人間をわった~うちな~の野球大好き人間た~は、皆全力で応援し、その活躍を我が事のように喜びます。

君の背中を皆が押していることを感じて欲しい。そして、全国にその名を轟かせて欲しい。それができる実力は、君には充分備わっているハズ。

チバリヨ~、和輝!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

県外でもチバリよ~!:八重山→鹿児島→神奈川 トップに戻る