それでも眉を剃る？

2015-02-14

筆者には理解不能ですが、どうやら現在は、「細い眉毛をしている野球選手は、格好良い。」ようです。確かに、容姿については、その時代時代での流行があります。甲子園に出場する選手を見渡しても、多くの選手の眉毛が、細く切り揃えられています。異性にモテたいと言う感情は、どの年代にも関わらず備わっているものですので、細い眉毛がモテるための重要な要素と思っているのであれば、それを実行しようとする気持ちは理解できます。

　やしがよ（しかしですよ）、これから書くことをちびっと読んで見てくださいね～。

　そもそも、眉毛って、何のためにあるのかね～？最大の理由は、「流れて来る汗が、目に入らないようにするため」です。今でこそ、人間は農耕民族ですが、ちょっと前までは、狩猟採取民族でした。つまり、食物になる他の生物を捕まえることによって、その生命を後世に伝えて来たのです。そして、そのためには、1瞬でも獲物を見逃すこと無く、捕獲すると言うことを人間は長い間行って来、そのためには、汗が目に入ってしまい、獲物を見逃すことが無いように、眉毛ができたと言う訳です。今後、何千年も狩猟採取からかけ離れた生活を人間が送るならば、将来的には眉毛は退化し、無くなってしまうかも知れませんが、現在の人間には、皆等しく眉毛は存在します。

　そして、うちな～んちゅって一般的には眉毛が濃い人が多いですよね。これも理由は明白で、沖縄は暑く、体温調節のために発汗量も多いので、目に入る汗も多くなるので、それを少しでも防ぐために、他県の人た～と比べて、眉毛が濃い人が多いと言うことです。他県の人た～と比べ、異なった身体的特徴と言うことは、「濃い眉毛　＝　田舎者」と言う風に思ってしまって、そう他人に思われたく無いと言うことから、うちな～んちゅは、より一所懸命、眉毛を剃ると言うことをしているのでは無いかね～って思います。

　はい、ここまで来ると、大体結論は見えて来ましたね。そうです。眉毛を剃って、細くしてしまうと、目に汗が沢山入ってしまって、視界を遮ってしまい、試合に負ける可能性が、飛躍的上昇してしまうと言うことです。格好良いであろうと言う、言わば自己満足と、試合に勝利することと、どちらを選びますか？

　オートバイレースで、ライダーた～は体を守るために、頑丈なライダーズスーツと、ヘルメットを着用します。して、こっれがとっても暑い！ヘルメットの中は、汗だくだくで、それが目に入ると、事故にもつながります。それを防止するために、ヘルメットの中に、女性用生理用品を入れて、汗が目に流れて来ないようにする等、ライダーは様々な工夫と努力をしています。野球の試合で、帽子の中に女性用生理用品を入れる訳には行きませんから、別な方法を取らなければなりません。試合前の水分の摂取を控え、発汗量を減らす？いやいや、そんなことをしたら、血圧が上昇しますし、体温調節もままなりません。だったら、眉毛で汗が目に入ることを防ぐことが、とっても手っとり早いハズよ～。

　もう1度聞きますね。格好良いであろうと言う、言わば自己満足と、試合に勝利することと、どちらを選びますか？