自然由来の罠

自然由来の罠

2016-05-15

いくつになっても、楽しく野球をしたいですよね。仮に、体がキツくなっても、楽しく野球を観たりして、野球に関わりたいですよね。

そこで、健康大好きな日本人に対して、「自然由来」と謡った、様々な商品が売られています。

自然由来ならば、高いのは当たり前。やしが、体に良い(ふ~な~?)ので、高くても買う人がとっても沢山いるため、販売元はその自然由来を前面に出して宣伝しています。

 でもさ~、自然由来って、そんなに体に良い訳?

 例えば、沖縄には杉がほとんど生息していないので、杉花粉症はほとんど発症している人がいないのですが、内地で猛威を奮っています。して、その杉花粉症の原因は、正に自然由来である杉花粉です。

他にも、様々なアレルギー反応を起こす物の多くは、自然界に存在している物、即ち、自然由来の物です。ジ~マ~ミアレルギーの人の原因となるジ~マ~ミだって、自然そのものの物です。

 自然由来の物は善で、加工品や化合物は悪と言う風潮がはびこっていますが、筆者はこれは妄想と思います。

例えば、農作物ば、農薬をどれだけ使用しているのか。精製工程で、どのような薬品をどれだけ使用しているか等、原料が自然由来であれば、ここいら辺が全て免除されることには、決してならないと思います。

仮に、農薬や精製薬品を使用しないか、少なくするかしていたとしても、果たしてそれが、人体にどれだけ効果があるのか重要です。

いくら無農薬無精製の食品であっても、それを食べながら、タバコを1日に4箱も吸っているのであれば、長期的に考えて、人体への影響は明白です。

 とは言え、自然由来と聞くと、何とな~くま~さんふ~な~に感じられたり、食べた翌日は良いあんべ~に感じられたりしますよね。気の持ちようは大事です。

全く同じ物を食べても、先入観によって、味が変わって感じたり、体への吸収率が変わったりしますから。

最近内地でも人気の海ぶどうですが、養殖技術の進歩によって、安定供給が可能になりました。

筆者がぐま~(小さい)な頃は、与那覇湾で採れていましたが、生活排水にまみれた場所で育った、自然由来の天然の海ぶどうと、キチンと清潔に管理された養殖場で育った海ぶどうと、どちらに軍配が上がるのかね~って思います。

無論、養殖にしても、育てている食材となる生き物が、怪我をしたり、病期になったりしないように、過剰な薬を投与することはあるのですが、要するに、単に、自然由来だから、天然物だからと言うことだけで、人体に良い、悪影響が無いと思うのは、間違った判断基準であると筆者は思います。

これは筆者の個人的な考えですが、自然由来の食品に高いジン(金)を出す位ならば、一般的な所で売っている物を買ってから、もう1品追加して食卓を飾ることをしています。

 無意味とは言いませんが、自然由来にこだわるのであれば、適度な運動、糖分の過剰摂取の制限、禁煙、アルコールの過剰摂取の制限等々、健康のためになる具体的なことは、とっても沢山あってから、ジンを使わずにできると思います。

とは言え、自然由来の商品によって、健康になれるのであれば、まぁ、手っとり早くて楽ではありますよね。やしがよ、そんな楽してから、健康になれると言うのは、少々ムシが良すぎると思うよ~。努力して健康を維持できてこそ、嬉しさも倍増するハズ。

 

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