爪を鍛える

爪を鍛える

2015-01-15

球を投げる時に爪は重要ですよね。特に投手の場合、爪でもって、思うような回転を球に与える訳ですから、とっても気を使うと思います。野手であっても、思った所に投げ、遠くまで強い球を投げるのに、爪は重要です。

 では皆さん、爪を鍛えようと、何かしていますか?

 多くの人(ちゅ)た~は、「カルシウムを沢山取るようにしてるさ~。」と答えるハズ。

 やしが(しかし)、あれ?あれれれれ?爪って骨なの?確かに、骨を丈夫にするのには、カルシウムは重要です。爪は他の組織に比べて硬い。でも、硬ければ骨なの?答えは簡単です。爪は骨ではありません。爪は皮膚(が硬くなったもの)です。ですから、爪を鍛えようとして、カルシウムを沢山取っても、それは無意味なのです。皮膚ですので、爪はタンパク質でできています。ですから、爪を作るのに必要なのは、タンパク質です。そう言う意味では、小魚を沢山食べるのは、タンパク質も一緒に取ることができるので、爪を「作る」と言う点では、カルシウムだけを取るよりも意味はあります。

 では、タンパク質を沢山取れば、爪は「鍛え」られるの?強い爪になるの?爪の成長速度が上がれば、それは即ち、「鍛え」たことになるの?  ん~、残念ながら、そうはなりません。爪の強度や厚さ等は、(良質な)タンパク質沢山取ったからと言って、変わったりはしないのです。これは、産まれ持った資質ってことになってしまいます。

 「だから、努力しても無駄さ~。」、ちゃんちゃん.....、となってしまっては、面白くも何とも無いですよね。何とか、努力することによって、爪を良い方向へ導くことができないもんかね~?

 まずは、傷ついた爪を新しい爪にするのには、タンパク質は不可欠なので、タンパク質を普段から摂取することは重要です。幸い、沖縄には豆腐料理や豚肉料理は沢山ありますから、これを見逃す手はありません。うちな~料理を積極的に食べましょう。

 次に、2枚爪で悩んでいる人って結構いますよね。2枚爪の大敵は、「乾燥」です。これまた、幸いにして、沖縄は海洋性亜熱帯気候と言う、年がら年中非常に潤った気候です。ですから、内地よりも、2枚爪予防には、良い環境と言えます。ただし、冬等は沖縄でも乾燥しますから、保湿クリーム等で爪を庇うととっても上等。手の平だけで無く、野球好きならば、爪にもしっかり塗りましょう。

 最後に、爪をいつも適切な長さに整えておくことが必要です。爪は皮膚ですから、先端部、つまり、生成される所から離れるに従って、薄く脆くなって行きます。ですから、長い爪は、それだけ折れたり割れたりする可能性が高くなると言う訳です。ただ、余り深く爪を切ってしまうと、球への引っ掛かりが悪くなってしまいますし、切ったばかりの爪って、何かギザギザしていて、球を投げても違和感がありますよね。ですので、自分に合った爪の長さ見つけ、その長さを保つようにすることが重要です。また、上等なヤスリで、爪を切った後に先端部を磨くことも重要です。

爪にいいこと・・・タンパク質の摂取、保湿、適切な長さの調整。

 

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