水分の適当な取り方

水分の適当な取り方

2015-11-15

今でこそ、野球の練習や試合中に水分を摂取することは常識ですが、わんが学生の頃は、「水を飲むとバテる。」との理由で、練習や試合中に水分を摂取することは厳禁でした。

やしがよ、何でか知らんけど、最上級生は水分を摂取してもバテんかったらしいけどさ~。まぁ、それはさて置き、小学生時代は、わんもそんな~指示に何の疑問も抱かずに、周りと一緒に従って来ましたが、中学生になると、「何で水分を摂取するとバテるのか?」と言う疑問が沸いて来ました。

やしが当時は、そんな疑問をぶつければ、回答よりも先に、め~ご~さ~が飛んで来ましたから、わんもさすがに食らいたく無く、黙って我慢していました。

今にして思えば、良く脱水症や熱中症にならなかったなぁと、当時の綱渡りを思い出します。

して、高校生になってから、その疑問を確かめようとしました。今はさ~、インターネット検索と言う、とっても便利な物がありますが、当時はそんな物は無く、こう言った疑問を解消するための手段は「本」でした。

ですから、野球の合間を縫ってから、図書館に通い詰め、図書館の人た~に、すっかり顔を覚えられてしまう位になりました。

やしが、当時の図書館の人た~は、わんが野球部だったとは思いもしなかったハズね。さて、図書館に通い詰めてわかったことは、「運動中に水分を補給してもバテることは無い。」と言う、今では当たり前のことでした。して、早速そのことを監督や先輩に説明し、練習や試合中に水分を摂取することを提案すると、何とあっさり承認されました。

自由な校風もさることながら、皆、水を飲みたかったんだハズね。当時、その光景は異様に映ったらしく、試合中に水分補給をしていると、相手側ベンチから、「え!あいつら、水飲んでるやっさ~!」と、毎回のようにどよめきが起こったのを覚えています。

さて、昔話はこの位にして、水分補給の必要性について大まかに言うと、汗で血液中の水分が失われることによって、血圧の上昇を招いたり、血行が阻害されたりするので、水分を摂取することによって、平常時と変わらない血行を維持するのが目的です。

そこで重要なのが、水分の取り方です。野球は楽しいので、ついつい夢中になってしまい、気づくと喉がカラッカラ。

そこで、守備練習から打撃練習に変わる時や、試合のイニングの変わる時に度に、慌てて摂取すると言うのが、実は多いのでは無いかね~?

まぁ、水分摂取は重要なので、我慢するよりは良いのですが、喉がカラッカラの時って、いくら水を飲んでも、その渇きが癒されないって経験、ありませんか?

水分はどこで体に吸収されるか?まず、口から食道を通ってから胃に行きますよね。でも、胃は、胃液で食べ物を消化する所なので、水分は吸収されません。

そこで、十二指腸を経由し、小腸に行き、ここで初めて吸収(血管に取り込まれる)されます。

ですから、飲んだ水分は、そんなにすぐには体に吸収されないので、脳は未だ水分を摂取したと判断せずに、喉の渇きが中々治まらないと言う訳です。

つまり、飲んでもそんなにすぐには、血圧の上昇を抑えたり、血行が良くなったりしない、すなわち、筋肉や脳が、普段通りの力を発揮できないと言うことです。

ですから、今、良く言われていますよね、「水分補給は、喉の渇きを感じる前に行うべきだって。それは、こんな理由からです。それにさ~、喉の渇きを感じてから、沢山水分を摂取するとさ~、お腹がチャッポンチャッポンになってしまい、気になってから、野球に集中できないですよね。

だからこそ、こまめに、適量の水分摂取が、効率的な練習や、試合の勝利につながると思います。

野球をすると、汗をかきますよね。汗は、蒸発する際に熱を奪ってくれるので、体を冷やすために汗をかきます。

して、汗は、単なる水では無く、極端に言えば、血がその見た目を変えた物と言えます。血液の中の水分と、その他の物質が、汗腺と言う所から出て来た物が汗です。

して、大部分は水分ですので、汗で失った水分を補給するために、水分摂取を行います。やしが、そんな訳で、水分以外にも、憬々な物質が汗と一緒に失われるので、それを捕う物として、スポーツ飲料があります。

ですので、単なる水や、香片茶では捕えない物質を含んでいるのですが、スポーツ飲料の種類によっては、大量の糖分を含んでいたり、失った以上の物質を摂取すること

によって、尿等から更に大量の有効物質を排出したりする可能性があるので、スポーツ飲料を摂取する際には、ちょびっと気を使うと良いと思います。例えば、水や香片茶で割ってから飲む等ですね。

さて、余談ですが、水分は胃からは吸収されないのですが、アルコールは胃から吸収されます。

10割のアルコールを飲むことは無いので、水が混ざっていますが、胃では、アルコールを吸収する時に、水分も一緒に吸収されます。

酒を飲むと、飲んだ量の大体3割位は胃で吸収されます。だからさ~、酒を飲むとき、トイレが近くなる訳よ。

だって、すぐ~に吸収されるんだのに~。ですから、体に吸収される時聞か違うので、同じ量の水と酒では、酒の方ご楽に飲めると言う訳です。

え!だからと言って、試合中に喉の渇きを感じたら、いっきなり酒を飲み出したらダメだからよ~I

沖縄は熱い。ですから、暑さと仲良く付き合ってから野球をしなければなりません。水分の取り方を工夫し、暑さと仲よく付き合いましょうね。

 

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