野球と勉強の両立

野球と勉強の両立

2016-03-15

 この号が出版されるのは3月中旬ですので、来月からは、新しい環境での生活が始まると言う人が、数多くいると思います。特に、中学や高校に入学する人た~は、生活環境が大きく変わると思います。

さて、そこで頻繁に話題出るのが、「野球と勉強の両立」ですよね。今回は、期待と不安が入り交じった状態そんな学生諸君た~に、人生の先輩であるわんの経験を話してみましょうね。

 わんも皆さんと同じように、物心ついた時から、野球と一緒に生活をして来ました。水や空気と同じ存在でした。  

そこに野球があるのが当たり前。野球が無い生活等、端から想像すらしていませんでした。

して、小学校中学校と、野球と一緒に進んで来ました。やしが、「将来は野球で飯を食おう。」等とは、考えませんでしたね~。単に、楽しいから野球をしていたと言う具合です。

 そして、高校に入学し、当然のように野球部の門を潜ろうとしていましたが、ここで父ちゃんから待ったがかかりました。  

要するに、「野球をすることは、勉強の妨げになる。わんは、っや~に勉強させるために授業料を払っているのであって、野球と言う、遊びをさすために払っているのでは無い。

野球部で野球をやっていたら、大学進学はままならない。だから、入部は許さん。」と、そんな~理由でした。

え、中学までは、じぇんじぇんそんなこと言われんかったんだのに~。

 やしが、10代半ばのに~せ~た~は皆、「やるな」と言われると、俄然反発してから、やりたくなりますよね。  

そこでわんは父ちゃんに交渉し、「勉強の妨げになった場合は、退部する。」と言う条件で、何とか入部を許可されました。

当時は、学校でテストがあると、得点や順位が張り出されていましたので、これはじぇんじぇんごまかしの効かない真剣勝負でした。

勉強に妨げになる、即ち、成績に影響があるかは、一目瞭然です。と、なると、今でもそうですが、当時からフラ~だったわんは、必死に勉強するしか、野球を続ける手段はありませんでした。

楽しい、大好きな野球をするために勉強する。将来云々では無く、目先の野球のために勉強をし、何とか、父ちゃんとの約束を果たし続けることができ、野球部を退部せずに済みました。

 後から思い出すと、時間的にも、ずいぶん無茶をしたなと思いますが、具体的な、それも、差し迫った目標があれば、うちな~んちゅは頑張れると思います。  

ただ、この具体的かつ差し迫った目標を的確に示すことが、大人の役割だと思います。漠然と、「将来のため。」と言われても、野球と勉強を両方共頑張るように気合を入れるのは、わんは無理と思います。

幸か不幸か、わんの高校時代には、張り出されるテスト結果と言う、具体的かつ差し迫った目標があったので、乗り切ることができたのだと思います。

 学生諸君た~に言いたいのは、わんでできたのですから、皆さんも野球と勉強の両立は、間違い無く可能だと言うことです。して、それを可能にさせる原動力であり、潤滑油である物をどうか、親なり指導者の方々は、学生諸君に具体的かつ差し迫った方法で与えてほしいと思います。  

新しい学校に入学し、次の受験に向けて大好きな野球を初めから断念、中断するのも手ですが、やれる所までやってみて、それでもダメだったら断念、中断するのも手だと思います。この潮時を見定めるのも大人の役目。

若人た~に、悔いの無い時間を過ごさせる手助けを皆でできたらと思います。これも、ゆいま~るの心。文武両道の沖縄に、更に磨きをかけましょうね。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今月のしーぶん:野球と勉強の両立 トップに戻る