糖質制限ダイエット

糖質制限ダイエット

2015-03-14

 糖質制限ダイエットが流行っていますね。手っとり早くまとめると、「炭水化物の摂取を減らし、体重を減らす。」と言う方式です。確かに、炭水化物、即ち糖質の摂取を減らすことによって、体重を減らすことは、皆さんがテレビ等で見ている通りです。

 しかし、野球選手にとっては、この糖質制限ダイエットはどんなでしょうか?

 確かに、例えば身長165cmで体重100kgだとしたら、守備にも打撃にも支障が出ますよね。毎回、食事の際にごはんをお代わりし、このような体型が続いている人は、糖質制限ダイエットによって体重を減らすことは、野球をすると言う観点で言っても、上等なことだと思います。しかし、現在の風潮からして、女性でも男性も、痩せていれば痩せている程、格好良いと言うのがあり、標準体型であっても、更に痩せようとする傾向があると思います。更に、肥満体の人であっても、糖質「制限」では無く、糖質「断」つまり、ほとんど炭水化物を摂取しない食事をしている人もいます。ん~、事野球に関して言えば、このような極端な糖質摂取制限は、良く無いと思います。

 野球は、確かに体を使う競技です。速い球を投げ、強い打球を打つ。そのためには、キレの良い動きをする体を作り、筋力を増強する。確かに、その通りです。やしがよ!(しっか~し!)野球には、もう1つ重要な要素があります。それは、野球とは、とってもチブル(頭)を使う競技であると言うことです。打席に入れば、投球との駆け引き。守備の際には、打球を瞬時に判断し、次の動作へつなげる。これらをするために、脳は野球をしている間、とってもちばって(一所懸命)働いています。そして、この脳を働かすためのエネルギー源となる物って、実は1つしかありません。それは、「ブドウ糖」です。そして、ブドウ糖の原料となる物が、炭水化物なのです。自動車も、ガソリンが切れてしまうと動きませんよね。それと同じく、脳もブドウ糖が不足すると、ガス欠になってしまいます。野球で重要な様々な判断が、間違えたり、遅れたりし、その結果、試合に負けてしまうと言うことにつながってしまいます。

 肥満体の人が、摂取する炭水化物の量を今までよりも減らすと言うことは、良いことだと思いますが、過剰に減らしたり、ましてや、一切摂取しないとなると、野球に支障が出る可能性があると言うことですね。何事も、極端であると、それに伴う反作用も大きくなると言うことです。

 それからもう1つ。これは、野球にじぇんじぇん関係無い話ですが、急激に炭水化物の摂取を極端に減らすと、体臭が強くなるんです。まず、不足した炭水化物を補うため、体に溜めておいた中性脂肪を分解し、それに当てるのですが、急激な変化のため、分解が不完全になってしまい、油のような臭いがするようになります。して、更に過剰な摂取制限をすることによって、血行が悪くなり、それを補うためにアンモニアの生成を伴う乳酸と言う物質を作り、これによって、いわゆる「汗臭い」状態になります。更に続けると、肝臓がケトン体と言う物質を生成し、これが、ん~、何とも言えないやな~かじゃ~(変な臭い)を伴います。野球に汗はつきものではありますが、余りに体臭が強いと、良く無いと思います。

 過ぎたるは及ばざるが如し。糖質制限ダイエットは、ほどほどが良いハズ。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今月のしーぶん:糖質制限ダイエット トップに戻る