ナチュラルシュートの投げ方

ナチュラルシュートの投げ方

2015-09-15

この夏を楽しませてくれた興南高校のエースの比屋根君が、「インステップ」と言うことで、とっても注目されていましたよね。

やしが、筆者にとってインステップで比屋根君以上に印象深いのが、2009年秋季九州大会を征した嘉手納高校の救世主の山内君です。左の横手から、比屋根君以上にインステップし、その変則投法は、相手をきりきり舞いさせました。

さて、話は変わって、筆者が学生時代には、カーブとシュートとスライダーが主な変化球でした。そして、今のように「落ちるスライダー」と言う球は存在せず、スライダーはカーブのように落ちずに、横にスライドする球のみでした。今で言う、「カットボール」に近いと思います。

シュートについては、シンカーとは異なる「落ちるシュート」が存在していました。こいつを投げることができると、内野ゴロも三振も思いのままと言うことで、多くの投手が取得に取り組んでいたのですが、残念ながら、そのために、肘や肩を壊してしまうと言うことが多かったと思います。

筆者は、高校時代には、ほとんどシュートには取り組みませんでしたが、大学に入ってから、気の合う同学年の捕手と、シュートについて研修しました。要するに、右投手であるならば、球が左回転すれば良いハズ。

やしが、球にその回転を与えるには、腕を親指側にひねる必要があるため、どうしても腕に負担がかかります。そのため、腕に負担のかからないシュートの投げ方を授業をサボ.....らずに、研究しました。そこでたどり着いた、腕に負担のかからないシュートの投げ方の2つのコツをお知らせしましょうね。

まずてぃ~ちめは、球の握り方です。伸びのある直球は、地面に対して、なるべく直角に近い角度で回転させる必要があるため、そうなるように、球を握りますよね。

これは、単純に真ん中を握れば良いと言うことで無く、その人の投げ方にあった場所を握る必要があります。そして、それは投手であるならば、「ここ」と言う場所をそれぞれが知っていると思います。

そこで、親指側にひねるような回転を球に与えるのであれば、その常日頃直球を投げる時に握る位置から、人指し指と中指を親指側にズラせば良いと言う訳です。単に握りを変えるだけなので、意識し腕をひねる必要はありません。

これによって、直球と同じ投げ方で、同じ速度で腕に負担をかけずに、シュートを投げることができると言う訳です。ですが、この投げ方ですと、腕をギュイ~ンとひねった時よりは、曲がりが小さいと言う欠点があります。そこで、た~ちめのコツです。踏み出す足を普段よりも、インステップにします。

これによって、投球の際、より一層体をひねることが必要になるため、腕の内側に力が入り、中指よりも人指し指に無意識に強い力がかかるため、球がシュート回転します。球がシュート回転してしまうと言うことで悩んでいる人は、1度ステップを見直すと良いハズよ~。

と言うことで、腕に負担をかけないシュートは、球人指し指と中指を親指側にして球を握り、インステップして投げると言う結論に達しました。

スライダーの場合は、全く逆にすれば良いと言うことです。無論、一朝一夕で投げられませんので、練習が必要なのは言うまでもありませんけどね。

興南高校の比屋根君は、どちらかと言うと、クロスファイヤーで勝負しているように感じましたが、シュートを取得すれば面白いんだのに~と、あのインステップ観て妄想に浸っていました。現役を退いて久しいおっさんの、現役時代の知識が、少しでも役立てば上等だハズね。

 

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