手留照(てるてる)の甲子園への黄金の5ケ条 (第14回)

手留照(てるてる)の甲子園への黄金の5ケ条

2016-10-15

甲子園への黄金の5ケ条

  • 1) 頭に思い描いた夢を文字や絵などの形にする
  • 2) 夢がかなった時のかっこいい自分の姿を想像する
  • 3) ファンをいっぱい増やす(挨拶の達人になる)
  • 4) 履物をきちんとそろえる。(コロコロ大作戦)
  • 5) 必ず声に出してありがとうを伝える(ありがとう大作戦)

野球と勉強

手留照は、小学生だった息子たちに、やっぱり野球だけではダメだし野球と勉強を両立させたいと考えていた。

運が良かったというか、長男政輝が小学校4年まで家にテレビがなかった。

政輝が2歳のときにテレビの買い替えする必要に迫られ、テレビを買いに行ったが、どれを購入するかなかなか決めきれずいた。そしてテレビのない暮らしが2、3ケ月続いた頃から政輝が絵本を読み始めた。

そこから絵本の読み聞かせが始まり、テレビがない暮らしに慣れていった。政輝は成長するにつれて本を読むのがクセになっていった。自然と学校の成績も良かった。

読書好きな子供に育った政輝は、小学校の高学年になると弟たちにも社会、理科、国語など教えていた。

絵本の読み聞かせを受けて育っていった息子たちは、野球に関してもまだよちよち歩きの頃から触れて野球好きな子供へと育っていった。

野球好きな息子たちだから、手留照は家で学習させるときも野球に例えて話をした。

手留照 「野球のノックを受けてみてどう思う?」

息子「簡単」

手留照 「そうか。ノックを100回受けたら誰でもうまくなるだろ。ノックを1000回受けてみてごらん。どうなるかな?」

息子「ゴロを捕るのが得意技になる」

手留照 「壁当てでも1万回やったらどんなになるか?」

息子「上手くなる」

手留照 「そうだよな。やればやるほど上手くなる、得意技になる、神業になる。どんなゴロでも捕れるような神業になるには練習が必要だよね」

手留照 「学校の勉強もいっしょだけど、ノックを捕るのに比べたら簡単だよ」

息子「・・・・・」

手留照 「野球のノックだったら、雨降りでボールが捕りにくいときもあるだろう。グランドに凸凹があってイレギュラーすることもあるよね。でも学校の勉強は答えが決まっているからイレギュラーがないでしょう。その気になって、ちょっと覚えれば大丈夫だよ。野球より簡単だよ」 そう諭して机に向かわせた。

Profile

本名 砂川正美

昭和36年生まれ(那覇市出身)
真和志高校エースとして秋季大会優勝。福岡工業大学では4年間で27勝。社会人野球では九州三菱自動車に所属)
社会人野球を引退後、浜川ジャイアンツの監督に就任。4年後に県大会優勝をはたし全国大会に出場。)
野球の指導を通して感謝の気持ちを子供達に伝えているうちに「夢」と「ありがとう」が組合わさった文字を発案。)
現在は、 いろんな場所で講演をしながら「夢」の文字を自身の夢と共に描き続けている。

 

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