中城ドラゴンズ PICK UP! TEAM
中城ドラゴンズ
2016-09-15
この夏、12年ぶりの県大会出場
7月に行われた沖縄県学童軟式野球大会、中城ドラゴンズは中城ブロック予選で優勝し、12年ぶりとなる県大会出場を果たした。県大会では一回戦で敗れたものの、5回で8対1と離されコールドゲーム寸前から8対6まで追い上げた。
最初は打てなかったが、相手投手を自分たちで見極めて終盤反撃をみせ得点を重ねた。練習試合でも大会でも、そう簡単に負けなくなってきた。絶対にあきらめない子たちです」と川満監督は話した。
ブロック予選一回戦コールド負けからの再出発
新チームにとって最初の県大会の春のブロック予選。中城ドラゴンズは一回戦コールド負けを喫す。選手、父母、監督、コーチ、チーム全体が大きなショックを受けた。
だが、そこからチームは変わった。父母も一致団結し積極的にチーム運営に関わるようになった。
子供たちの課題は、試合中の元気のなさと一人を除いて打率一割台というバッティング。普段は元気な子供たちだが、試合になると声が出なくなる。元気を出そうと声かけを一生懸命すること心がけた。
練習試合もできるだけ浦添や那覇のチームと組むようにして、元気さの違いを見せながら、試合中の声かけを感じさせた。
現6年生は、気持が優しい真面目な性格の子たち。その優しさがバッティングに出ていたといい、見逃し三振も多かった。
野球に関しては攻撃的な気持ちでいこうと、バッティングをメインに練習を重ねた。子供たちはコーチ陣の指導のもと、6年生を中心に真面目に練習に取り組んだ。
その結果、一人だけ、元々ずば抜けて良かった子がいたが、5,6月以降は、皆がめきめき力をつけてきて、この子に追い付いていった。
そして夏のブロック予選直前。全員揃ってバッティングセンターで打ち込みを行った。
「団体で行ったのが良かった。楽しかったし、皆で行動したことがきっかけになった」と川満監督。
勢いの上がったチームは、大会に入るとコールド勝ちをするなど、今までにない破壊力をみせ、中城ブロックの頂点に立った。
楽しくモチベーションを上げる
城ドラゴンズは、個人個人のデータをつけながら、モチベーションアップにつなげている。打撃成績や投手成績のデータを親のLINEに送り、親子でいっしょに見てもらうようにしている。
また、2年前からはチームのブログ「ナカドラ日記」も始めた。こちらも子供たちのモチベーションが上がることに一役担っている。
チームの試合経過を個人写真メインに紹介。子供たち一人ひとりの活躍の様子が分かる構成となっており、それが選手たちにいい影響を与えているという。また、最近から新しい試みとしてコーチとの個人面談を始めた。
コーチと面談しながら、いいところは伸ばして、改善すべきところは改善しよういうもの。選手それぞれの個性を大事にしながら成長してほしいと考えている。
目標は、冬の県大会のブロック予選優勝
6名いる6年生。川満監督にとって6年生は自慢の子たちだという。話をちゃんと聞く姿勢や真面目な性格。足りなかった積極性も、表に感情を出せるようになり積極的なってきたといい、あまり叱るところがないと川満監督は笑みを浮かべる。
その6年生たちの後ろ姿をみて後輩たちも育ってきているのが嬉しいとも話した。
当面のチームの目標は、ブロック予選の夏冬連覇。「夏ができたので、冬も絶対にやるという強い気持ちを持って臨みたい。6年生も最後なので良い思い出を作ってあげたいという思いもあります」(川満監督)。
TEAM DATA FILE
監督 | 川満勝也 |
コーチ | 安里広行、儀間正人 |
部員数 | 25名 |
練習日 | 月・水・金・土・日 |
練習場所 | 中城小学校 |
チームのモットー | 勉強一番、野球も一番、元気に笑顔であいさつ一番 |
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