内間ベアーズ PICK UP! TEAM
内間ベアーズ
2016-05-15
「他のチームは年明けの3日辺りにやりますが、ウチは年が終わる頃にやってます。」OB戦やお母さんチームvs3年生以下の試合はもちろん、終わったあとのバーベキューなどなど。県内学童軟式野球チームの、あちらこちらで見られる微笑ましい恒例行事だが、ベアーズの場合は12月の30日、もしくは31日に実施している。
それも集まる数がハンパではないのだ。「そうですね。130名ほど集まりますかね。」
取材のこの日も、グラウンドにはレギュラークラスを鍛えているベアーズ出身の中学生たちの姿が見えた。
中には20年以上、コーチとしてグラウンドに顔を出してくれる方もいる。
脈々と続くベアーズの温かい絆を大事にする就任2年目の當山監督は、現チームの子供たちにも「仲間意識」が分離しないように気遣う。
昨年はチームに2人しか居なかった6年生。
必然的に5年生(現6年生)たちの経験値は周りの同級生たちよりも積まれて行く。その結果が、去った春の浦添ブロック優勝。そう考える方が自然だが、実は昨年暮れのBチーム(5年生以下)の、勝たなければならない大会でベアーズは負けてしまっていた。
どこかに原因があるはず。そう睨んで目を凝らしていた當山監督は一つのことに気付いた。
「彼らの輪が、2つのグループに分かれていた。キャッチボールをするのも遊ぶのも、こっちのグループとあちらのグループというように。」
大抵は低学年の頃から続けていて且つ、上手い子たちはその輪を作り、技術体力で少し劣る子たちはその輪に中々入れず別の輪を作る。
これが自然なのだと見過ごしそうなところでもあるが、當山監督は違った。
「この輪の分かれが、きっと野球の試合でも表れてしまっているはず。」何とか一緒にしようと、冬の間にあの手この手で1つの輪となるよう試行錯誤。
それが功を奏し、春の優勝へと繋がっていった。
実はこのような思いこそ、代々受け継がれてきたベアーズの絆そのものなのだ。
そんな現チームは、球速100Kmを越す投打の柱である祝嶺を中心に、主将の末吉やチャンスに強い當山など好選手が揃い、穴が少なくなってきた。
それでも県大会、琉球新報杯と悔しい負けを喫してしまった。これ以上負けるわけにはいかない。
来る夏のブロック大会で連覇し、もう一度あの舞台へ。ベアーズ初の県の頂点に立つのはオレたちだ!
TEAM DATA FILE
創部 | 35年 |
スタッフ 代表 | 川畑 三男 |
監督 | 當山 邦貴 |
コーチ | 下地 重則、喜屋武 慎也 |
練習日 | 火、水、金、土、日 |
練習場所 | 内間小学校 |
チーム人数 | 40名 |
チームのモットー | チームワークと絆を大切に |
監督取材
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