中城南ウィンズ PICK UP! TEAM

中城南ウィンズ

2016-03-15

旋風を巻き起こそう、いい風を吹かそう

新生「中城ウィング」で県大会出場を獲得

中城南ウィンズ。平成25年4月に新しく開校した中城南小学校のチーム。今年1月からチーム名を新たにスタートした。

元のチーム名は、中城小学校で始まった登又ファイターズ。中城南小学校の開校にともない登又地区が中城小校区から分離したことから、そのままのチーム名で活動を続くけてきたが、開校3年目を迎え、学校名をチーム名に冠して、新しいチーム名とした。

チーム名を中城南ウィンズとして初めて臨んだ2月の中城ブロック大会で優勝。6年ぶりの県大会出場を決めた。中城南ウィンズとして幸先良いスタートとなった。

チーム名の「ウィンズ」は、シンガーソングライターの普天間さおりさんが作詞作曲した校歌「風は南から」をもとに名付けた。

旋風を巻き起こそう、試合でもいろいろな風を吹かそう、野球だけではなく学校生活でもいい風を吹かそうという意味を込めた。

アプリや記録会でモチベーションアップ

中城南ウィンズでは、3年前から、子供たち個々のモチベーションアップに繋げようとスコアアプリを活用したデータ管理を行っている。

チーム成績とともに投手成績、打撃成績を個人別に抽出してメールで配信、親、子供たちと共有している。家庭での親子のコミュニケーションツールにもなっている。

同じく3年前から子供たちの基礎的な記録会(遠投、30m走、ベーラン、ティーバッティング飛距離等)を年2回(1月7月)行っている。半年前、1年前と比較し、成長した自分を感じさせ、小さな成功体験を積ませる大切なアイテムとなっている。

チームでは、家庭、地域、友達とコミュニケーションをとれる時間を設けようにと、練習に関しても短い時間で集中して行い、時間の有効活用を図るよう心掛けている。

指導方針では、あいさつや言葉遣いをきちんとする、学業をおろそかしないことを掲げる。また、大村監督が子供達に常日頃から話している事の1つが、感謝の心。

「お父さんお母さん、お爺ちゃんお婆ちゃん、その他いつも指導してくれる監督やコーチに対して感謝する心を持つこと。逆にお父さんお母さんはじめ、関わっている全ての大人は、頑張っている君達の姿を見てパワーを貰って幸せな気持ちになる、大人も君達には感謝しているんだよ」とミーティングで子どもたちに伝えている。

守りからリズムを作るチームカラー

今年の新チームは、同じ力を持った4人の投手を擁しており、その日の調子をみて先発を決めている。完投能力のある4人だが、肩の負担を考え、ほぼ継投で繋いでいる。

先の中城ブロック大会では、4試合で1失点。四球も少なく、4投手が安定した投球をみせた。

少ない失点には守備陣も日頃の練習の成果を発揮し、エラーが少なかったことが伺える。攻撃陣は、俊敏さや足の速さを活かした機動力野球が特徴。長所をどんどん伸ばしていこうと、積極的に次を狙う走塁の練習を日頃から取り入れている。

チームづくりの目標は、自分たちで考えてやる野球を個々ができるようになること。試合中でもタイムをとるシーンでは自分たちだけで考えて対処させるようにしている。

チームでは、ビーチパーティ、クリスマスパーティ、6年生を送る会などの年間行事として行っているが、昨年からは、大村監督の出身地の本部町への1泊2日の遠征も始めた。公民館に宿泊し、地元チームとの交流試合や海水浴を行った。

3月末には6年ぶりに出場する県大会が始まる。「素直さ、謙虚さ、思いやりがあれば十分。県大会は挑戦者として臨みます」と大村監督は話した。

TEAM DATA FILE

チーム名中城南ウィンズ
創立30年前
監督大村順二
コーチ新崎直哉、喜舎場睦博
部員数29人
練習日火、木、土、日
練習場所中城南小学校
モットーミスを恐れず積極野球

監督取材

大村順二 監督 昭和41年4月13日生まれ。 中城南ウィンズ

本部町出身。本部小、本部中で野球部、内野手。高校時代は陸上部、やり投げで県大会優勝。 卒業後は軟式野球チームに所属。息子の入部に伴いコーチ就任、1年間のコーチを経て去年1月より監督を務める。

 

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