侍ジャパンU-15代表としてアジア野球選手権に出場

金村尚真 豊見城中学野球部3年

2015-10-15

8月に行われた第32回全日本少年軟式野球大会で、全国制覇を成し遂げた豊見城中学のエース金村尚真が、侍ジャパンU-15代表の代表に選出された。金村は侍ジャパンの一員として、10月8~12日まで静岡県伊豆市の志太スタジアムで開催される第8回 BFA U-15 アジア選手権に出場する。 大会には、日本の他、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、パキスタン、タイが参加する。大会は軟式ボールのKWBボールを使用して行われる。

金村尚真 全国大会から帰ってきた翌日に末吉先生から言われました。そういうものがあることも知らなかったので驚きました。

金村尚真 軟式では初めてのことだと聞きました

金村尚真 全国大会では、アウトコース、インコースとコーナーにしっかり投げられました。それとピンチのときに、自分の決め球であるシュートで打ち取れたことがとても良かったです。

金村尚真 1年生の頃に、前の監督の石川先生からシュートを投げるように言われて練習するようになりました。だけど最初の頃は全く指にかからなかったです。

先輩からコツを教えてもらったり、自分から投げ方を代えてみたり、ボールの握り方を代えてみたりして、2年生の後半ぐらいから、ちゃんと指にかかるようになりました。そのときに指にかかった感覚を覚えて、今でもその感覚で投げています。

金村尚真 ピンチのときはシュートに頼っていて、シュートを投げていました。あちらのバッターもシュートは頭になかったと思います。結構シュートで打ち取ることができました。

金村尚真 シュートを投げるとバッターもすぐ手が出るんです。1球で仕留めたり、多くても3球で仕留めきれたので、それが省エネにつながったと思います。

金村尚真 シュートのおかげで、結構ピンチとかでも余裕を持てるようになりました。

シュートがなかったときは、持ち球がストレートとカーブしかなかったので、ピンチになったときエンドランとか当てられていたんですが、シュートがあるおかげでエンドランでも空振りが取れたり、当たっても正面に飛んでホームでアウトにできるようになりました。

金村尚真 カーブ、スライダー、ストレート。三振を狙うときは、ストレートやスライダーで勝負します。

金村尚真 3年生に上がってからは計ったことはないのですが、春休みの九州大会で優勝したときに128kmでした。

金村尚真 ピンチのときに燃えるタイプなんですよ。絶対抑えようと思い切り投げていました。

金村尚真 1次合宿に参加したのは16名でした。体格もみんな凄いし、ボールも飛ばすし、とにかく体がでかかった。僕が低いほうから3番目でした。

ピチャーは結構いて、僕はピッチャーだけですが、野手兼任も入れると8人いました。

金村尚真 ピンチになったらシュートを投げたいというのと、ちゃんとコースに構えてほしいと言っています。

金村尚真 ストレートの速さも見せたいのですが、しっかりコースに投げられるというところと、しっかりシュートでバッターを打ち取れるところです。

金村尚真 プロ野球選手になりたいというのはあるのですが、それの前に甲子園で優勝したいと思います。

Profile

金村尚真 (かねむら しょうま)

小学校3年生のときに豊見城ジュニアで野球を始める。小学校4年時はセカンドで県大会ベスト4、5年生から投手を務める、6年生のときにも県大会出場を果たす。中学入学後は投手。2年生の夏の大会で公式戦初登板。新チーム結成後は、県新人大会、九州大会、県春季大会、全日本大会で優勝の原動力となった。身長169cm,体重58kg.右投げ右打ち。

KWBボールとは

2000(平成12)年、日本KWB野球連盟の志太勤会長と、日本野球連盟の山本英一郎会長(当時)が発案。日本野球連盟の指導のもとナガセケンコー株式会社が研究・開発し、「軟式と硬式をつなぐ架け橋」となる「KWBボール」(2015年1月1日改称。旧通称:Kボール)が誕生。

KWBボールは、素材は軟式と同じゴムでできているが、重さ・大きさは硬球と同様。KWBボールは硬球と比べて経済的であるため、アジアの国々や中南米、特に雨の多い地域ではKWBボールを使用した野球が急速に普及しており、少年野球による国際交流が活発化している。アジア野球連盟(BFA)の公認球(カテゴリー:15U)となっている。日本KWB野球連盟は日本代表チームを編成し、BFAアジア野球大会に派遣している。

 

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