沖縄ダイヤモンドベースボール倶楽部 PICK UP! TEAM
沖縄ダイヤモンドベースボール倶楽部
2016-10-15
栃木県鹿沼市。そこに日本ポニーリーグ所属の鹿沼レッドソックスがある。第98回全国高校野球選手権大会で優勝し、今秋のプロ野球ドラフト会議で1位指名が確実と言われる作新学院のエース今井達也は鹿沼レッドソックスの出身。
高校野球ナンバーワン投手は、ポニーリーグで育っていった。
同じポニーリーグの沖縄ダイヤモンドベースボール倶楽部(以下ダイヤモンド)も将来楽しみな選手を輩出している。昨年行われた全日本選手権コルト大会(ポニーリーグ最上級生たちの大会。現在、コルトの名称は変更されている)で大躍進。
初戦2-0で栃木ポニーを下すと江東ライオンズ、福岡フェニックス、そして準決勝で千葉ジャガーズに4-2で勝利した。最後は力尽きたが見事な準優勝を果たした。「ポニーは世界各国にリーグがあり、世界の子供達と試合ができる唯一の硬式リーグも魅力の一つ」と語る上原監督。
その環境の下で順調に育っていったのが長男敦己くんだ。今年の春夏甲子園で連続ベスト4入りした熊本県の秀岳館に進学。1年生ながら注目を浴びている。その先輩に憧れて、日々の練習に励む後輩たちも負けてはいない。
エース大湾朝日くんは、球速130キロに迫るストレートを主体に多彩な変化球を駆使する。左のエース那根碧くんはピンチでも全く動じない強い心を持ち、平良習くんは制球に優れる。
ダイヤモンドと豊見城育成会で練習している仲本悠人くんは、ベースランニング16秒前半という俊足がウリだ。
「元来、野球は楽しいもの。それを、何で出来ないのか!と指摘する指導者が多いですよね。コーチも含めて僕らはそのようなことは言わない」。
学童野球から高校野球まで、監督自身が体験してきて得たのは、厳しい練習と怒鳴られることの繰り返しで「辛い日々」だった。卒業したある日、みんなで軟式野球に興じた。
もちろん失敗を咎める者はいない。「野球ってこんなに楽しいものだったんだと気付きました。息子にもそう接してきたし、ダイヤモンドの部員たちにも野球の持つ楽しさを感じられるような指導を心掛けています」。
それが、ダイヤモンドの子供達の長所を伸ばし続ける一つの理由だ。また、リエントリー制度(例えばエースで4番の子の打席で、代打に控えの子を出したとしても、守備につくときにはピッチャー以外のポジションにつくことが可能)があるポニーリーグは、ベンチ入りメンバーの殆どが試合の経験を積むことも可能。
さらに部員が増えれば2チームでの出場も認められる。「中学1年生と3年生では体が違って当たり前。ポニーリーグでは、それぞれに合ったバッテリー間や塁間がある。成長に合わせたプレー環境も魅力の一つです」。
全日本選手権大会へ6年連続で出場中。「ダイヤモンドの原石」である6年生の君も、中学生の君も。ここで自分を磨き上げてみないか!(當山)
TEAM DATA FILE
代表 | 崎向 周作(57) |
監督 | 上原 正吾(38) |
コーチ | 那根 智/上原 朝紀/新垣 大輔 |
キャプテン | 大湾 朝日 |
創部 | 1985年4月 |
練習日・練習場所 | 月・金(具志球場)土・日・祝(南西球場)他セルラーパーク |
チームのモットー | 長所を伸ばして野球を楽しく! |
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