うるま市立あげな中学校 PICK UP! TEAM
うるま市立あげな中学校
2015-07-15
学校の皆から応援される部活動になろう
野球部員は全員が毎朝7時45分に登校し、校庭や校門周辺の清掃を行なっている。
「学校にどれだけ貢献できるか」を野球部の活動方針に掲げており、朝練の代わりに清掃活動やあいさつ運動に取り組んでいる。
生徒会役員や学級役員を務めている部員も少なくない。学校生活でいろいろな機能を果すことで、「周りから応援される部活動にしよう」と学校行事にも積極的に役割を担っている。
3年生が引退し、新チームは始動したばかり。
投手陣は左の新垣と右の知念の2本柱を中心に5人。
投手を軸とした守りでリズムをつくるチームカラーというが、得点力のアップにも取り組んでいる。
今は、逆方向にどれだけ打てるかということを練習で徹底してやっており、徐徐にその成果も現れつつある。
キャプテンの知念希一郎君は、目標は全国制覇と力強い。
一方でキャプテンがチームに求めているのは「試合中に、もっと元気に声を出すこと」。
普段は明るい2年生部員たちなのだが、試合中はおとなしくなるといい、「ベンチが皆を盛り上げる全員野球」を目指してチームを引っ張っていく。
宮里守監督も、個人個人の力はわりとあり、ツブも揃っているが、足りないのがチームとしてのまとまりだという。
プレーヤーに対して皆で応援するとか、皆で勝ちにいこうという部分が弱くそこが大きな課題だという。
妙に冷めているところがあり、1球に対する執着心やここで何とか1点取ろうという執念がまだ見えてこないといい、チーム全体の雰囲気はまだまだという。
とは言え、チームはスタートしたばかり。コーチの照屋ケオキ教諭と二人三脚でチームづくりを行なっている。
練習メニューや方針に関しては、生徒達と話しをし「最終的にやるのはあなたたち、やらされる練習でなくて、自分たちでやる練習なんだよ」と能動的に練習に取り組めるかどうか確認する。
宮里監督が、常日頃から口にするのが「考動」という言葉。学校生活にしろ、グランドにしろ、自ら考えて動くこと。
これを心がけることで、自分たちから取り組む練習や自ら考える野球につながっていくことを期待する。
そして、自分で何をすべきか、ベンチにいて何をするべきか、チーム内での役割は何かと、部員それぞれが、考えて行動できるようになったとき、知念キャプテンの目指すチーム一丸となっての全員野球が実現する。
「こんどのチームは期待しています。やらされる野球より自分たちで考えてやる野球。自分たちで勝ちたいという気持ちを持ちながら練習に取り組んでほしい」と宮里監督は期待を込めた。
TEAM DATA FILE
チーム名 | うるま市立あげな中学校 |
監督 | 宮里守 |
コーチ | 内間安篤 |
部員数 | 34名 (2年生19人、1年生15人) |
練習場所 | あげな中学校 |
モットー | 考動 |
監督取材
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