宜野湾ポニーズ PICK UP! TEAM
宜野湾ポニーズ
2016-07-15
世界大会へ2度出場の実績。甲子園球児も多く輩出。
中学硬式野球のポニーリーグに所属する宜野湾ポニーズ。宜野湾市内の宜野湾中、真志喜中、嘉数中、普天間中に通う生徒たちが中心のチーム。
昭和60年に、知名朝雄総監督が立ち上げてから32年目を迎える。創部当初は、沖縄県内では中学生の硬式野球があまり認知されていない時代、父兄に硬式野球を理解してもらうことから始まった。
結成から32年間で、日本選手権大会で優勝4回、準優勝4回、ジャイアンツカップ準優勝の実績を残している。
アジア大会を勝ち抜き、世界大会へも2度出場しベスト8。OBで甲子園出場を果たした選手は50人を超え、金城宰之左(元広島)、運天 ジョン・クレイトン(元北海道日本ハム)の二人のプロ野球選手も輩出している。
そして、今年のチームからは、宮城大弥が侍ジャパンのU15のメンバーに選ばれるという嬉しい快挙も。
与えられた環境に感謝
宜野湾ポニーズが練習を行っている場所は宜野湾市の市民広場。市からグランドを優先的に貸してもらっており、他の中学硬式チームよりも恵まれた環境にある。
子ども達には、与えられた環境に感謝して野球に取り組むように伝えており、土日はグランド周辺の清掃、ゴミ拾いを行っている。
その清掃を行うときも、野球のプレーの中で一瞬一瞬の判断に役立つからと、自分たちがどういう行動をとったらベストかを考えながら行わせている。
また、「子どもたちは、言わなくても野球の練習は一生懸命やるので、特に注意するのは道具を大事にすること。自己管理につながるので、ちゃんときれいに整えられているかを定期的にチェックしています」と伊佐嘉道監督は話す。
多くの実績を築いてきた宜野湾ポニーズだが、練習内容は、いたってシンプル。基本を忠実に反復練習を行うことで、選手の技術のレベルアップを図っている。
普段の練習では、ゴロを転がしての捕球練習、ティーバッティングを繰り返す。1年生から3年生まで同じメニューをこなす。
平日は個人練習を多く行い、チームとしての全体練習は土、日に行っている。そして、練習試合や大会では、できるだけ全員が試合に出場できるようにしている。
「中学のときに経験させておかないと、高校野球のスタートの時点で遅れる」(伊佐嘉道監督)と控え選手にも実戦の場を与えている。
全国大会、ホークスカップへチーム一丸となって挑む
宜野湾ポニーズは7月23日から始まるポニーリーグ日本選手権大会、そして8月2日から行われるホークスカップへ出場する。
今年のチームは、キャプテンの小濱祐斗がしっかりとチームをまとめ、チームワークが良く元気がある。
「試合の中で、ゲームを作っていくのは選手たちなので、選手たちの意見を取り上げながら、監督が作戦を立てていく」(伊佐嘉道監督)という宜野湾ポニーズ。
試合中は、常にどういうふうにやっていこうかと、小濱キャプテンが中心となり、ベンチ内でピッチャーの配球、クセなどを選手同士でコミュニケーションをとりながら攻略法を考えることができるのもチームの特徴。
戦力的には、エース左腕の宮城大弥を軸に、右の新垣和哉、2年生友寄竣翔と安定した投手陣と守備力のあるチーム。
打線も、変化球にうまく対応できるようになってきたといい、特に小濱祐斗、新垣和哉が力をつけてきた。一番打者の俊足・勝連大希が出塁すれば得点につながると伊佐監督は期待する。
しかし、日本選手権、ホークスカップでは、チームの投打の大黒柱である宮城大弥がU15ワールドカップに参加するため出場できない。
「二つの大会に、投打でチームを支えてきた大弥がワールドカップに出るために出場できない。その分、自分たちで勝つしかない。普段の練習でも声掛けを大事にして、意識を高めている」と小濱キャプテン。全国大会、ホークスカップにチーム一丸となって臨む。
TEAM DATA FILE
創部 | 昭和60年3月 |
総監督 | 知名朝雄 |
監督 | 伊佐嘉道 |
コーチ | 石川恵、玉寄康寿 |
部員数 | 41名 |
練習日 | 月曜日を除く毎日 |
練習場所 | 宜野湾市民広場ポニー球場 |
チームのモットー | 挨拶、礼儀、協調性 |
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