オール上間 PICK UP! TEAM
オール上間
2016-04-15
5年ぶりに県大会へ出場
「去年はチームとしては例年になく良い結果が残せました」。そう話す下地理監督、チームを率いて12年になる。昨年の春の大会、オール上間は那覇ブロック大会で準優勝し、5年ぶりとなる県大会への出場を果たした。
県大会ではベスト8へ進出。続く夏の大会も那覇ブロックでベスト4に入り、2大会連続で県大会へ出場することができた。
そして県大会では準決勝まで勝ち進み、九州学童軟式野球大会の派遣を勝ち取った。
8月に佐賀県で行われた九州大会も準決勝まで勝ち進みことができた。
最後の大会は県大会出場を逃したものの、「九州ベスト4」という、チームに新しい歴史を刻んんだ1年だった。
「たまたま6年生が10人いて、左右の両エースを軸に守りが良くバランスがとれていたのは確かですが、チームとしてまとまっていましたね」。
以前にも同じように同学年のメンバーが揃っていたことがあったが、県大会へ行けなかった。「なぜ行けなかったか、技術のうまいヘタじゃなくて、チーム自体がまとまってなかったんですね。やっぱりチームワークですね」
お互いに気配りしながらやっていけるチームを目指す
下地監督は、「勝ち負けは二の次で、つねに相手のこと、チームのことを思い、お互いに気配りしながらやっていけるチーム。もちろん技術的なものもあるのでしょうが、そういうことがしっかりできれば、強いチームになれると思います」とチームづくりを語る。
試合や練習が終わったあとの片付けやグランドの整備で、手を抜いたり、人にさせて自分はやらないとか、見ているだけとか、そういうことに関して監督、コーチは厳しい。
「気配りをやっているとプレーにも現れます」。しっかり気配りができる子はゲーム中も、お互いに声を掛け合ったり、励ましたりとかもできるという。
「野球は個人競技と違いチームでやるので、出ているフィールドプレーヤーだけでなく、ベンチも含めて皆で戦わないといけない。野球の場合は、コーチャーをしたり声を掛けたりと、ベンチもベンチで仕事があるわけですから。そういうことをお互いが気づいてやらないとなかなか前には進めない」と気配りできる子供たちを育てるのもオール上間の指導方針の一つだ。
失敗を怖れない
「練習で学んだことをやる試合でやってみる。それで失敗したとしても、また練習すればいいだけのこと、ミスを怖がって練習してきたことをやれなくなるのが一番ダメ」というのも指導方針の一つだ。
学童野球の場合は同じことを繰り返し繰り返し練習するしかないと考える。
「始まったばかりですから、この子たちの野球は。中学、高校に行って学童野球の経験を活かしてくれればいいかなと思っています。できれば、ずっと高校野球まで続けて欲しいですね」
グランドが使えないハンディをプラスに
上間小学校では、校舎の建て替え工事が始まった。平日は公園で練習し、日曜日は沖縄尚学中のグランドを借りて練習する。
「子どもたちは、今まで当たり前のように自分たちのグランドで練習していたのが、できなくなった。子供たちがどこまでハングリー精神をもってできるのかなというのはありますね」。
今年は、新6年生は4人だけ。昨年と違って下級生も交えたチーム編成となる。当然、6年生が主体のチームと戦いのにはハンディもある。
それでもチームとしての成長を期待する。「学校のグランドが使えないということで、逆に、それで精神的に強くなってくれればいいのではないかな、そう思います」。
TEAM DATA FILE
創部 | 38年前 |
監督 | 下地理 |
コーチ | 前竹良二、大城勝哉、嘉数正秀 |
部員数 | 23名 |
チームのモットー | 明るく元気よく |
練習日 | 月、水、金、土、日 |
練習場所 | 大石公園・沖縄尚学中 |
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