北谷ドラゴンズが逆転サヨナラ。二連覇を達成。

第126回沖縄県学童軟式野球大会（第33回古賀杯学童軟式野球大会）

2017-01-15

6年生にとって最後の県大会となる古賀杯学童軟式野球大会の決勝が12月25日に名護市営球場で行われ、北谷ドラゴンズが前田ホークスに逆転サヨナラ勝ち。昨年に続き二年連続で優勝を達成した。

最後の最後に勝利の女神は北谷ドラゴンズに微笑んだ。7回表の一死二塁のピンチをしのぎ、一点差を追いかけ最後の攻撃を迎えた北谷ドラゴンズに大どんでん返しが起こる。

先頭打者が倒れた後、9番植村哲志が死球で出塁。続く主将の一番仲村渠吐夢がセンター前にはじき返し逆転への望みをつなぐ。しかし次打者が内野フライに打ち取られ二死に。続く打者の当たりも投手と一塁手の間に上がったフライ。

万事休すと思われたが、この打球を追った投手と一塁手が交錯。その反動でボールがグランドに落ちる。北谷ドラゴンズは九死に一生を得て満塁となると打席には4番仲村信希。

そして仲村に投じられた二球目がホームベース前で大きく弾む。ボールがバックネットへ転々とする間に三塁走者の植村に続き、二塁走者の仲村渠も一気に本塁を陥れ、逆転サヨナラのホームベースを踏んだ。

試合は、前田ホークスの先制で始まった。二回表、一塁に走者を置き6番野原秀峰がライトへランニング本塁打を放ち2点を先制。その裏、北谷ドラゴンズは6番吉味史琉の内野安打をきっかけに1点を返す。その後は両チームともに走者を出すものの得点に結び付けらぬまま迎えた最終回の攻防。「野球は最後の最後まで何が起こるか分からない」を絵に描いたようなゲームとなった。