金武中学が逆転勝ち。九州大会の切符。

第7回KBC学園杯争奪・第20回沖縄県中学校新人軟式野球大会

2017-01-15

第7回KBC学園杯争奪・第20回沖縄県中学校新人軟式野球大会の最終日が12月25日かいぎんスタジアム国頭で行われ、金武中学校(国頭) が鏡原中学校(宮古) を逆転で下し頂点に立った。優勝した金武中学校は、来年3月に鹿児島県で開催される第13回九州中学生選抜軟式野球大会に出場する。

2点を追う金武が6回に4点を奪い逆転、優勝を果たした。5回まで鏡原(かがみはら)の先発塩川大雅の前に一安打に抑えられていた金武が6回表に打者8人の攻撃で逆転した。

この回先頭の一番仲間裕也がレフト前ヒットで出塁、反撃のノロシを上げる。仲間は二盗を決めると捕逸で三塁に進む。一死後、三番仲田怜士が四球を選び一死一、三塁。ここで金武は仕掛け、代走に真栄平琉季を起用し二盗を敢行。

これが、捕手の二塁悪送球を呼び、三塁走者仲間が生還し一点差に迫った。続く四番川畑一徹も四球を選ぶと二盗を決め、二、三塁とし逆転のチャンス。

ここで次打者は倒れ二死となるが、ここから試合をひっくり返した。6番名嘉陸がレフトで飛球を放つとこれが野手の頭上を越える二塁打。二者が生還し逆転に成功した。さらに代打で登場した島袋航汰がセンター前にヒットを放ち、二塁から仲間がホームイン。

4対2とリードを広げた。このリードを途中登板した金武・仲間裕也が守り切り勝利を手にした。要

所で代走、代打を起用した金武の仲間盛和監督は「流れを変えないといけない場面でよく頑張った。一人一人の能力が高いので、それぞれが役割を果たしてくれた」。一方、部員10人で今大会に臨んだ鏡原。2回裏、池村和真、砂川幸河のタイムリーで2点を先制。中盤まで試合を有利に進めたが、終盤に逆転を許し、涙をのんだ。補助要員、交代要員がいない中で連戦を戦い抜かないといけなかった県大会。久慈浩央監督は「10人と人数が少ないので、もっと体力をつけないと勝ち上がれない」と次を見据えた。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
金武(国頭)0 0 0 0 0 4 0 4
鏡原(宮古)0 2 0 0 0 0 0 2
(金) 伊芸、仲間裕―仲間裕、比嘉
(鏡) 塩川、仲宗根―花城、塩川
三塁打 : 池村(鏡)
ニ塁打 : 名嘉(金)、池村(鏡)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
鏡原(宮古)3 2 0 1 0 1 0 7
宜野湾(中頭) 0 0 1 0 0 0 3 4

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
大里(島尻)0 2 0 0 0 0 0 2
金武(国頭)0 0 1 1 0 0 1x 3

二回戦

大里(島尻)4-3与勝(中頭)
鏡原(宮古)1-0宜野座(国頭)
金武(国頭)1-0北谷(中頭)
宜野湾(中頭)1-0石垣第二(八重山)

一回戦

大里(島尻)6-5大浜(八重山) ※延長九回TB
与勝(中頭)2-1金城(那覇)
金武(国頭)4-0鏡原(那覇)
北谷(中頭)3-0北(宮古)
鏡原(宮古)2-0美東(中頭)
宜野座(国頭)9-0久米島西 (久米島) ※五回コールド
石垣第二(八重山)1-0古蔵(那覇)
宜野湾(中頭)1-0南星(島尻)
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