市原市長杯第11回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会supported by古田敦也
市原市長杯第11回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会supported by古田敦也
2016-11-15
沖縄ティーダバルの初戦は、午前中の雨の影響で、15時試合開始がナイターの試合となり、時間制限特別 ルール(1時間30分)が適用された。
対する相手は2012年に優勝経験もあり、ほとんどの選手が関東の強豪高校を卒業している新波(東京)。
序盤はピンチの連続も、初回、2回と無得点で切り抜けたティーダバル.そして3回表に先制した。この回1死満塁のチャンスを築くと、新垣友稀が2点タイムリーを放つなど、3点を先取。全国大会初勝利に向け、有利な流れを引き寄せるかと思われた。しかし直後の3回裏、勝ちゲームに慣れていないためのプレッシャーからか、選手たちに記録には表れないミスなどが出て 4点を与え逆転を許してしまう。
それでも時間制限特別ルールのため最終回となった5回表に粘りをみせた。四球を足掛かりに同点に追い付くと、1死一,三塁から石川愛望のレフトへの犠牲フライで3塁走者城間智子が生還。ついに逆転に成功した。
5回裏の攻撃を抑えれば勝利というプレッシャーの中で、ビッグプレーも出て2死までこぎつけたが、最後に力尽きて逆転サヨナラ負けとなった。試合後、選手たちは悔し涙を流し、初めて野球の怖さを知った選手もいたであろう。
翌日は敗者戦が行われ、ASCA(愛知県)と対戦した。前日の悔しさを晴らすように初回から打線が爆発、大量点を奪った。
初回、1死満塁のチャンスを作ると、山城美加の2点タイムリーで先制。その後4連続タイムリーもあり一挙8点を奪い試合を有利に進めた。3回にも6点を加点。終わってみれば、金城妃月の3安打を含むチーム14安打14得点で3回コールド。勝利を収めた。
1回戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
沖縄ティーダバル | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 5 |
新波(東京) | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 6 |
雨天の為、時間制限特別ルール適用 |
敗者戦(10月9日)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
沖縄ティーダバル | 8 | 0 | 6 | 14 |
ASCA | 1 | 1 | 2 | 4 |
3回10点差コールドゲーム成立 |
安次嶺康一代表の話
今大会は格上相手に善戦したとはいえ、サヨナラ負けの悔しい涙を流したが、こ の涙こそが来年に向けて彼女たちを成長させてくれることと思います。
大会での緊迫したプレッシャーの中で試合をしたことが、選手たちには良い経験になりました。今までと違い、記録に表れるようなエラーではなく、記録に表れないプレーの中の1秒の大切さ、この1秒こそが今大会の勝敗を分けた要因です。
沖縄の女子野球は全国に比べればまだまだ発展途上ではあります。ですが少しずつ内地のチームとも競え合える力を付けてきています。来年こそは本線の試合で勝利を味わえるよう、この冬は1秒の大切さを練習の中で鍛えていきたいと思います。野球は1秒で流れが一気に変わるスポーツでもあります。1段階レベルアップした沖縄ティーダバルを来年は見せられるよう、選手一同頑張ります。
これからも沖縄ティーダバルをよろしくお願いいたします。
野球選手は下記まで連絡下さい。
070-5818-7794(担当:新垣)