ＰＨＯＥＮＩＸ（Ａパート）、糸満ＯＢ還暦（Ｂパート）が、それぞれ優勝

2016-10-15

ＰＨＯＥＮＩＸが最終回サヨナラ勝ち

最終回7回表に同点に追い付かれたＰＨＯＥＮＩＸだったが、その裏、得点を奪い返しサヨナラ勝ちで優勝を決めた。最終回、1点を追う名護ＢＢＣは、一死から3番神谷健が四球を選び出塁。次打者の内野ゴロで二塁に進塁し、二死ながら同点のチャンスを築く。

ここで5番山川宗治がライト前に運び、二塁から神谷が生還し、同点に追い付いついた。土壇場で振り出しに戻されたＰＨＯＥＮＩＸ。7回裏の攻撃も簡単に二死を奪われたが、ここからサヨナラへと繋げた。

二死から2番新垣安男が粘りをみせ四球で出塁。さらに二塁盗塁を決め、サヨナラの場面を作った。打席には、前の打席でタイムリー三塁打を放っている3番大城克一。ここでも大城はチームの期待に応えた。

放った打球は、二塁走者の新垣を迎え入れるセンターへの大きな当たり。サヨナラ勝利となった。

試合は、追いつ追われつの展開だった。初回、名護ＢＢＣが3番神谷のタイムリーで先制。ＰＨＯＥＮＩＸも、その裏すぐに同点に追い付くと、2回裏には一死二、三塁から9番与儀幸彦がセンターへ二塁打を放ち、2点のリードを奪う。

今度は、追う展開となった名護ＢＢＣが3回表に2番松田修の三塁打を足掛かりに1点差に詰め寄る。さらに5回表、一死三塁から松田が2打席連続の三塁打を放ち同点に追い付いた。直後の5回裏、ＰＨＯＥＮＩＸも3番大城克のタイムリー三塁打で再び突き放す。

そして最終回の攻防。最後は、勝利の女神は、ＰＨＯＥＮＩＸに微笑んだ。

糸満ＯＢ還暦が中盤の反撃を振り払い優勝

先の還暦大会を制した糸満ＯＢ還暦が、琉球ＢＢＣの反撃を振り払い優勝した。2回裏、8番久保田直司のタイムリーで先制した糸満ＯＢ還暦。

3回には、一死から2番上里忠嗣がバントヒットで出塁し、3番渡嘉敷真宣がヒットで続くと、二死後、5番金城辰次がタイムリー三塁打。送球が乱れる間に金城も生還。4対0とリードし優位に試合を進めるかにみえた。

しかし、還暦大会で何度も頂点を極めた経験を持つ琉球ＢＢＣが簡単には勝負を渡さない。4回表、7番宮里正信の犠牲フライで1点を還すと、5回にさらに反撃をみせる。一死から2番上間毅が二塁打を放つと3番仲宗根一雄、4番照喜名悟が連打で続く。

さらに二死後、6番金城利彦がタイムリーヒットを放ち、1点差に迫った。しかし反撃もここまで。続く6回の二死二塁のチャンスは活かせなかった。逆に、糸満ＯＢ還暦が、その裏、金城辰次のこの試合2本目の三塁打を足掛かりに追加点を奪い、そのまま逃げ切った。