くんじゃんspiritsが、初の秋制覇

第132回沖縄県秋季軟式野球中央大会

2016-10-15

軟式野球A級の秋季県大会が、9月24日、25日の二日間、宜野座球場で行われた。決勝は北部地区代表のくんじゃんspiritsと南部地区代表の沖縄ゼネラルくすぶるずとの対戦となり、くんじゃんspiritsが5対3で勝利、昨年の夏季大会以来となる県大会制覇を遂げた。くんじゃんspiritsは、秋は初の優勝。10月21日から高知県で開催される第20回西日本軟式野球選手権大会に県代表として出場する。
(キャッチ) くんじゃんspiritsが、初の秋制覇 (リード) 軟式野球A級の秋季県大会が、9月24日、25日の二日間、宜野座球場で行われた。決勝は北部地区代表のくんじゃんspiritsと南部地区代表の沖縄ゼネラルくすぶるずとの対戦となり、くんじゃんspiritsが5対3で勝利、昨年の夏季大会以来となる県大会制覇を遂げた。くんじゃんspiritsは、秋は初の優勝。10月21日から高知県で開催される第20回西日本軟式野球選手権大会に県代表として出場する。 (本文)

くんじゃんspirits が、沖縄ゼネラルくすぶるずの最終回の追い上げを振り切って、初の西日本大会出場を決めた。

5対0とくんじゃんspiritsがリードして迎えた9回裏。4回から登板して沖縄ゼネラル打線を0点に抑え好投をみせていた翁長隼人が捉えられる。

この回先頭の4番儀間裕也にレフト前ヒットを打たれ出塁を許すと、続く5番小渡甲也にもレフト前に運ばれ無死一、二塁。続く打者を内野ゴロに打ち取るも、その後の代打新城泰史にセンター前ヒットを浴び満塁とされる。

そして続く打者にストレートの四球を与え1点を献上。リードは4点に縮まり、なおも一死満塁のピンチ。

ここで、くんじゃんspiritsは古我知優二監督兼選手が自らマウンドに。今年から監督兼任となった37歳は、昨年までは主戦を務め、昨夏はチームを天皇杯に導いたベテラン。

とはいえ今シーズンは監督業が中心、エースの座を山城真に譲り春夏秋の公式戦での登板は2試合のみ。それでも「満塁の走者が全員還っても、まだ1点勝っている。ストライクを取る自信はある、フォアボールさえ与えなければバックが守ってくれる」とマウンドに上がった。

そして、最初の打者をファーストフライに打ち取り二死にこぎつける。しかし、続く一番上原龍二にセンター前にはじき返される2点タイムリーを浴び2点差に詰め寄られる。二死ながら走者は一、二塁。一塁走者は同点の走者。

だが、古我知にあせりはなかった。次打者に対し、得意のツーシームを駆使し2ストライクと追い込むと最後はショートゴロに討ち取った。

古我知が監督に就任した今年。昨年、天皇杯を経験したメンバーのうち、半数近くが入れ替わった。そのため練習試合を多く組むことで経験を積ませ、全員がどこでも守れるようにして、メンバーが揃わないときでも戦えるチームづくりを目指した。それが今回総力戦で戦えるチームとなり頂点に立った。

今大会の優勝の大きな要因となったのが、支部予選から好調の打撃陣。打ち勝つ試合も多く、決勝でも5得点を奪った。次の目標は西日本大会での勝利。山城真人主将は「昨年の天皇杯は初戦敗退。まずはチーム一丸となって、ひとつ勝つこと。初戦に勝って、勢いに乗って優勝を目指したい」と話した。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
くんじゃんspirits (北部)0 2 0 2 0 0 0 0 1 5
沖縄ゼネラルくすぶるず(南部)0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
(く) 山城真、翁長、古我知―宜野座
(沖) 真栄城、高安、新垣―喜屋武
三塁打 : 金城(く)
ニ塁打 : 小渡(沖)
殊勲賞 : 山城真人(く)
敢闘賞 : 當間直喜(沖)
打撃賞1位 : 小渡甲也(沖)
打撃賞2位 : 座安浩貴(く)

準決勝

沖縄ゼネラルくすぶるず(南部)3-2富士屋(那覇)
くんじゃんspirits (北部)2-0匠建(南部)

一回戦

沖縄ゼネラルくすぶるず(南部)6-5海鮮料理浜の家ノンシュガー(中部北)
匠建(南部)6-1チップチップベースボールセンター(中部南)
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