沖縄ティーダバル、初戦突破ならず

第12回全日本女子硬式野球選手権大会

2016-09-15

8月6日より女子硬式野球の最高峰の大会「第12回全日本女子硬式野球選手権 大会」が愛媛県で開催され、沖縄ティーダバルが参戦した。大会は、各地区予選を突破した32チームが出場。(沖縄と北海道は予選免除)

今年で6回目の参加となる沖縄ティーダバルは、初戦で一昨年のクラブチームの覇者であるハマンジ(埼玉)と対戦、初戦の壁を超えることができなかった。

一回戦

 1 2 3 4 5 6
沖縄ティーダバル0 0 0 0 0 1 1
ハマンジ4 0 0 1 0 3 8
(6回コールド)
(沖) 新垣友-山城
(ハ) 坪井、近藤-高島
ニ塁打 : 石川(沖)

沖縄ティーダバルは、いつものパターンでもある初回に大量失点。4点を追う苦しいスタート。

その後は新垣の粘り強い投球もあり、強豪相手に互角の戦いを展開、 終盤6回にに石川、金城の連続ヒットで得点するも、負傷退場選手も出て最後は力尽きた。

結果は敗退となったが、関東の強豪チーム相手に健闘。今後も、県外の強豪チームに挑戦するという経験を重ね、チームのレベルアップを目指す。

県内では女子硬式野球のチームが1チームしかないため、対外試合の経験が乏しいこともあり、試合への入り方が非常に難しい状態になっており、大会に出場する度に初回に失点してしまうという状況がある。

しかしながら、初回以降は強豪相手に互角の戦いが出来るようになり、選手の成長の証が垣間見えた。今後の課題は、試合経験を積み重ねることによるレベルアップ 。

全国大会での勝利をつかみ取る、これが沖縄ティーダバルの目の前の目標だ。

敗者戦同日、マドンナスタジアム

 1 2 3 4 5 6
沖縄ティーダバル 0 0 0 0 2 1 3
シリウス0 0 3 1 4 x 8
(6回時間切れ)
(沖) 城間、石川、城間-金城
(シ) 平山、市原-鹿倉
三塁打 : 長沼、鈴木(シ)新垣友(沖)
ニ塁打 : 前田、國岡(シ)

敗者戦は10月に行われるクラブ選手権大会を見据え、選手起用をし試合を戦った。

新しいポジションを試したり、今後の可能性を感じた試合内容だった。その翌日は、今夏甲子園出場する松山聖陵高校のグランドを借りての練習試合。

松山聖陵高の監督は沖縄尚学が春センバツで初優勝したときの三塁手、荷川取秀明監督。沖縄出身ということもあり、毎年協力をいただいている。

高校生は、高校女子全国大会からの合流で15泊16日、その他のメンバーは4泊5日という遠征、全日本選手権大会に初参加の選手も多数いて、改めて全国の女子野球のレベルの高さを各々が感じるとともに、硬式野球という楽しさを再認識してくれた全国大会への参加となった。

沖縄の女子硬式野球は、まだまだ発展途上。今後、沖縄ティーダバルのメンバーにとって今必要なのは県外の女子野球を肌で感じて、選手個々としても成長していくこと。

次回は10月の第11回全日本女子硬式野球クラブ選手権大会。次の全国大会に向けて、沖縄ティーダバルは、目標を新にする。今後の沖縄ティーダバルに期待するとともに応援していきたい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大会結果:沖縄ティーダバル、初戦突破ならず トップに戻る