中部古希クラブが初優勝

第2回沖縄県古希軟式野球大会

2016-09-15

70代のプレーヤーによる古希軟式野球大会の決勝が9月4日、コザしんきんスタジアムで行われ、中部古希クラブがオールイクマンを10対4で下し初優勝した。昨年、3チームの参加で始まった古希の大会。第2回目となる今年は、6チームが参加した。

中部古希クラブ。普段は、中部地区の各々のソフトボールチームで活動している古希の選手たちでチームを結成し大会に臨んだ。決勝では「ソフトボールで鍛えている動けるメンバー」(伊波賢司監督)が10個の盗塁を決めるなど走りまくった。

中部古希クラブは一回裏、先頭の一番宮城栄徳がレフト前ヒットで出塁すると、すかさず二盗。続く二番藤井稔が四球を選ぶと、こんどは重盗を決め、無死二、三塁と足でチャンスを広げる。一死後、内野ゴロの間に三塁走者が生還、さらに悪送球もあり、二塁走者も一気に本塁を陥れ2点を先制した。

一方のオールイクマンも直後の二回裏、すぐさま反撃をみせ、6番大城清光、1番小波津朝信のタイムリーで3対2と逆転に成功した。しかし、取られたら取り返せとばかりに中部古希クラブも、その裏、反撃する。先頭が死球で出塁すると次打者渡久地政文がヒットエンドランを決める。

この当たりがワンバウンドでライトの頭上を越え、一塁走者が本塁生還、同点に追い付く。

なおも8番富浜宗一のタイムリー内野安打、9番運天常夫のタイムリー三塁打と続き得点を重ねる。その後も相手ミスや四球に足を絡めて、この回一挙に6得点。勝負の流れを相手に渡すことなく、3回にも2点を追加し、勝負を決めた。

古希のチーム69歳以上のメンバーで構成される。出場選手の最高齢は82歳。第2回大会となる今大会は出場チームも6チームに増えた。

70代までプレーする選手も増えてきた。野球は、仲間とともに生涯楽しめる素晴らしスポーツだ。

決勝

 1 2 3 4 5
オールイクマン0 3 1 0 0 4
中部古希クラブ2 6 2 0 x 10
※5回時間切れ
(オ) 川満・与座-上原健一
(中) 山城・渡久地--藤井
三塁打 : 渡久地・運天(中)
ニ塁打 : 津嘉山(中)
殊勲賞 : 山城稔(中)
敢闘賞 : 与座嘉順(オ)
打撃賞1位 : 宮城栄徳(中)
打撃賞2位 : 崎浜盛三(オ)

準決勝

 1 2 3 4 5
那覇クラブ0 0 0 1 0 1
中部古希クラブ2 4 0 0 x 6
中部古希クラブ

準決勝

 1 2 3 4 5
オールイクマン5 0 3 2 0 10
沖縄コッキーズ2 3 0 1 0 6
※5回時間切れ

1回戦

 1 2 3 4 5
那覇クラブ3 6 0 0 5 14
沖縄徳洲会野球クラブ0 2 0 5 0 7
※5回時間切れ

1回戦

 1 2 3 4 5
名護マサーズ 1 0 1 5 5 12
オールイクマン11 8 0 1 x 20
※5回時間切れ
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