「離島甲子園」宮古島アララガマボーイズが優勝 沖縄勢同士の決勝を制し初優勝

第9回 全国離島交流中学生野球大会

2016-09-15

全国の離島の中学生球児らが集まる「全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)」が、8月22日~8月26日にわたり、島根県隠岐の島町で開催された。決勝は、沖縄県勢同士の対決となり、宮古島アララガマボーイズ(宮古島市)が久米島イーグルス(久米島町)を7―0で下して初優勝した。久米島イーグルスは2年連続の準優勝となった。

今大会は北海道から沖縄県まで全国10都道県の離島から23チームが出場して行われた。

沖縄県からは5チームが出場。ベスト4に沖縄勢3チームが勝ち上がった。

優勝した宮古島アララガマボーイズは、準決勝でも石垣島ぱいーぐるズとの沖縄県勢同士の戦いを制し、決勝進出。決勝で久米島イーグルスと対戦した。決

勝では、0対0の4回裏に宮古の伊計美弥光が均衡を放つと宮古打線が爆発。この回、打者一巡で5点を奪うと6回にも追加点。久米島もチャンスをつくったが、及ばなかった。

この大会は、「まさかり投法」で通算215勝の元プロ野球ロッテオリオンズ投手・村田兆冶氏の提唱によって平成20年から始まった。

地理的環境から、対外試合の機会が少ない離島の中学生同士の交流を深めるのが目的。

参加チームはトーナメント形式で優勝を目指すが、敗者となったチーム同士の交流戦も行われた。

また、村田兆治氏を中心にプロ野球OBが結成した「まさかりドリームス」による野球教室も開催された。

優勝した宮古島アララガマボーイズのメンバーたちは、こんどは高校野球のステージで甲子園を目指す。

監督=砂辺正人(北中学)▽コーチ=垣花雄盛(上野中学)▽選手=佐和田優翔(北中学)、川満貴矢(北中学)、宮里勇飛(北中学)、奥原海斗(北中学)、佐渡山大空(北中学)、池原志斗(鏡原中学)、伊計美弥光(鏡原中学))、伊佐龍之介(鏡原中学)、嘉数堅(平良中学)、大田智久(平良中学))、島袋将斗(平良中学)、新里健太(久松中学)、古堅瑞樹(久松中学)、宮城凌我(久松中学)、砂川大知(上野中学)、大嶺里王(上野中学)、川平裕太(下地中学)、幸地輝(砂川中学)

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
久米島イーグルス0 0 0 0 0 0 0 0
宮古島アララガマボーイズ0 0 0 5 0 2 x 7

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
石垣島ぱいーぐるズ0 0 0 0 0 0 0 0
宮古島アララガマボーイズ1 0 0 0 1 0 x 2

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
久米島イーグルス2 0 0 0 0 0 0 2
佐渡市中学校選抜(新潟県) 0 0 0 0 0 0 0 0

準々決勝

 1 2 3 4 5 6
屋久島選抜(鹿児島県)0 0 0 0 0 0 0
宮古島アララガマボーイズ1 0 2 1 1 x 5

準々決勝

 1 2 3 4 5 6
石垣島ぱいーぐるズ1 0 1 0 2 0 4
壱岐市選抜(長崎県) 0 0 2 1 0 0 3

準々決勝

 1 2 3 4 5 6 7
久米島イーグルス0 1 0 1 0 1 0 3
新上五島ファイブスターズ(長崎県)1 0 0 0 0 0 1 2

二回戦

 1 2 3 4 5 6 7
新上五島ファイブスターズ(長崎県)3 6 2 0 2 6 0 19
南大東ベースボールクラブ0 0 0 0 0 0 0 0

二回戦

 1 2 3 4 5 6 7
伊豆大島選抜(東京都)0 0 0 0 0 0 0 0
石垣島ぱいーぐるズ 4 0 6 0 1 1 x 12

二回戦

 1 2 3 4 5 6 7
久米島イーグルス0 0 0 1 0 0 3 4
五島バラモン(長崎県)0 1 0 0 0 0 0 1

二回戦

 1 2 3 4
宮古島アララガマボーイズ0 0 7 0 7
隠岐の島あんやらーず(島根県) 2 0 0 1 3

一回戦

 1 2 3 4 5
種子島中学校(鹿児島県)0 0 0 0 0 0
石垣島ぱいーぐるズ2 5 0 0 x 7

一回戦

 1 2 3 4 5 6
南種子中学校(鹿児島県)0 0 0 0 0 0 0
宮古島アララガマボーイズ1 0 3 0 0 4 8

一回戦

 1 2 3 4
甑島選抜(鹿児島県)3 5 0 3 11
西表ヤマネコボーイズ0 0 0 0 0
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大会結果:「離島甲子園」宮古島アララガマボーイズが優勝 沖縄勢同士の決勝を制し初優勝 トップに戻る