与那原クラブが、初の栄冠

第68回夏季軟式野球中央大会(実年の部)

2016-08-15

軟式野球の50歳以上のクラス(実年の部)の県大会決勝が7月17日、南城市の新開球場で行われ、与那原クラブが名護ベースボールクラブを下し、嬉しい初優勝を飾った。与那原クラブは、11月に佐賀県で開催される第15回九州実年軟式野球大会に県代表で出場する。

与那原クラブは、20数年前まではA級で名をはせたチーム。いつしかチームは活動を停止していたが、12年前に成年のクラス(40歳以上の部)でチームとしての活動を再開。そして、メンバーが50代に入り、実年の部でチーム復活以来、初の県の頂点に立った。

決勝、2回に1点を先制された与那原クラブは、4回表に逆転に成功、さらに6回表にも3点を追加し、勝利をつかんだ。

与那原クラブは、1点を追う4回、主将が逆転の口火を切った。この回4先頭のキャプテン4番當眞靖がレフト前ヒットで出塁。続く5番安谷屋靖とのヒットエンドラインが決まり無死一塁、三塁とすると、安谷屋が二盗。無死二塁、三塁とチャンスを広げる。

ここで与那原クラブは、ヒットエンドラインを仕掛ける。しかし、ここは名護ベースボールクラブが作戦を読みウエスト。三塁走者が憤死かと思われた瞬間、捕手からの送球を走者と交錯した三塁手が捕れず、外野に転がる間に三塁走者が生還。幸運な同点。

さらに、一死三塁から7番外間孝明がレフト前にタイムリーヒット。2対1と逆転した。

与那原クラブは、終盤の6回表一死走者なしから、6番外間敏男がレフトスタンドに叩き込み3点目。さらにこの回、2点を追加し、5対1とリードを広げた。

与那原クラブの優勝を大きく引き寄せたのは、2回裏の1点を先制された後、なお一死満塁の場面で救援した与那嶺幸和。ここで相手上位打線を連続ピッチャーフライに打ち取りピンチをしのぎ、逆転へとつないだ。

準決勝では島仲直志が完封勝利を収める好投。与那嶺は、3回以降を散発3安打に抑え、名護ベースボールクラブに反撃の隙を与えなかった。

上原善昌監督は「正捕手不在の中、一、二戦を戦い勝ち抜いた。15名全員で勝ち取った優勝。今大会は、打線がつながりをみせ、投手陣も3試合で2失点と投打のバランスがよくとれたのが良かった」と話した。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
与那原クラブ0 0 0 2 0 3 0 5
名護ベースボール0 1 0 0 0 0 0 1
(与) 仲間、与那嶺―外間俊
(名) 大城、島袋、久高―久高、幸地
本塁打 : 外間俊
殊勲賞 : 与那嶺幸和(与)
敢闘賞 : 小浜一郎(名)
打撃賞1位 : 大城安昭(名)
打撃賞2位 : 當眞靖(名)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
倶楽部37(中部南)0 0 0 0 0 0 0 0
与那原クラブ(南部)3 1 0 0 0 0 x 4
(倶) 西平、仲井間―大城保
(与) 島仲―上原

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
ファミリー与那覇(宮古)0 1 0 2 0 0 1 4
名護ベースボールクラブ(北部)0 0 0 5 0 2 x 7
(フ) 下里―砂川譲
(名) 大城―久高
ニ塁打 : 吉田、石嶺、前川(ファ)、島袋幸、神谷(名)
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