大宮中学校が大会初優勝!

第68回沖縄県中学校野球選手権大会

2016-08-15

中学軟式野球の3年生にとっては最後の夏の大会、第68回沖縄県中学校野球選手権大会の決勝が7月26日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、大宮中が1―0で北谷中を破り初優勝した。優勝した大宮中と準優勝の北谷中は、8月7~9日に宮崎県で行われる九州大会に出場する。

大宮中の先発・岸本舞菜斗が北谷中を1安打完封、3回に上げた1点を守り切り、初の栄冠に輝いた。

大宮中は、3回表、先頭の9番比嘉勉がレフト前ヒットで出塁。上位打線に打順が回ると、大宮ベンチは、迷わず強硬策に出る。

1番の玉城涼は倒れたものの、2番石川がレフト前にしぶとく落とし、一塁、二塁とチャンスを広げる。そして続く3番上原瞬が、センター前にはじき返すと、二塁から玉城涼が本塁を陥れ、1点を先制した。

この1点を大宮中が守り切った。

先発・岸本舞菜斗は、普段はMAX131kmの直球を主体にビシビシ攻めるピッチングだが、この日は肩と肘に違和感を覚えながらの投球。スローカーブとスライダーを主体に打たせてとり、凡打の山を築いた。バックもノーエラーで盛り立てた。

唯一、先頭打者をヒットで出塁させた5回には、途中出場の捕手玉城祐の好判断のプレーを立て続けにみせ、チャンスを与えなかった。

最終回、二死二塁、三塁のピンチをしのいで、最後の攻撃に望みをつないだ北谷中だったが、大宮中岸本が、この日初めてみせた速球主体の投球の前に3人で抑えられた。

大宮中は、北部地区大会で初優勝を遂げると、県大会も勢いそのままで頂点まで上り詰めた。

「とにかく野球が好きというチーム。夏の大会に向けて、打撃練習に力を入れてきた。リードされた試合も逆転することができた。九州大会でも積極的に攻めていきたい」と高良重雄監督は優勝の喜びを語った。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
大宮0 0 1 0 0 0 0 1
北谷0 0 0 0 0 0 0 0
(大) 岸本―具志堅、玉城祐
(北) 祖堅、東江―喜友名

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
北谷0 0 0 3 0 0 0 3
石垣1 0 0 0 0 0 0 1
(北) 東江―喜友名
(石) 翁長、亀田―高那

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
大宮1 1 0 0 0 0 0 2
今帰仁0 0 0 0 0 0 0 0
(大) 岸本―玉城祐
(今) 新里、宮里、新城―山城
三塁打 : 玉城諒(大)
ニ塁打 : 仲村(今)
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