沖縄国際大、ベスト8入りならず

第39回全日本大学軟式野球選手権大会

2016-07-15

大学軟式野球の日本一を決める第39回全日本大学軟式野球選手権大会が、7月1日~6日の間、長野県で開催された。沖縄県からは、沖縄国際大学が6年連続で出場。過去の最高成績ベスト8以上を目指して大会に挑んだ。沖縄国際大学は、一回戦の盛岡大学を2対0で下し、初戦突破を果たしたが、二回戦で愛媛大学に5対3で敗れ、ベスト8進出は叶わなかった。

2回戦

先制するも逆転を許し、追いかけるが届かず。

2回戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
沖縄国際大学0 0 0 1 0 1 0 0 1 3
愛媛大学0 0 0 4 0 1 0 0 x 5
(沖) 安室・大城ー津嘉山
(愛) 門田・阿部ー伊藤
本塁打 : 瀧(沖)
ニ塁打 : 瀧(沖) 田中(愛)

先制したのは沖縄国際大だった。4回表、一死から、2番宮里修作(長崎日大高)がレフト前ヒットで出塁。宮里が盗塁を決め、一死二塁のチャンス。次打者が倒れ二死となるが、4番上江洲拓(宜野湾高)が死球でつなぐ。

このチャンスに5番瀧裕太(豊見城南高)がレフト線をやぶる二塁打を放ち、1点を先制した。

しかし、その裏、投手と守りに乱れが生じる。ヒットとエラーで無死二塁、三塁のピンチを招くと連続四球を与えてしまい、押し出しで1点を献上。なおも無死満塁から2点タイムリーヒットを打たれ逆転された。この回、さらに1点を失い4対3とリードを広げられた。

沖縄国際大も6回には4番上江洲がタイムリーヒットを放ち、9回には一死から5番瀧が左中間スタンドへ叩き込む本塁打で追い上げを見せたが、惜しくも届かなかった。

2回戦

安室、大城とつなぎ、完封リレー

1回戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
沖縄国際大学0 0 0 0 0 1 0 1 0 2
盛岡大学0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
(沖) 安室、大城ー津嘉山
(盛) 嘉倉ー戸田

沖縄国際大学は先発安室俊(コザ高)と7回から登板した大城裕樹(興南高)が好投、盛岡打線を2安打に封じ得点を与えなかった。

投手陣の踏ん張りで勝利を手繰り寄せた。打線が序盤に何度も訪れた得点機をものにすることができない中、先発安室は4回まで一人の走者も許さないピッチング。

5回にヒットとエラーが重なり一死満塁とされたが、後続を断ち切りピンチをしのいだ。ピンチを乗り切ると沖国大は幸運な得点をあげる。

6回表、先頭の2番宮里修作が投手への内野安打、この当たりが一塁への悪送球も呼び、一気に三塁を陥れた。そして四球の後、4番上江洲拓の放ったセカンド後方のフライを野手が落球、三塁から宮里が還り、待望の1点が転がり込んだ。

8回表の得点も宮里が起点となる。一死後四球で出塁した宮里は俊足を発揮、続く3番金城滉市(浦添商業高)の打席で二盗、三盗と連続で決め、三塁ベース上へ。

金城の三塁ゴロで三本間に挟まれたが、送球が宮里に当たり生還する幸運な得点。貴重な追加点を得て、そのまま逃げ切った。

有銘恵吾監督

「優勝」という目標に向けチーム一丸となり、挑んだ舞台でしたが、力不足によりその目標に近づくことが出来ませんでした。

チームの雰囲気も良く、個々の能力が高いことも有り、非常に悔しい想いが選手各自にあったと思います。

この敗戦がチーム力を高めてくれると同時に選手を成長させる糧となることを信じ、11月に開催予定の西日本選手権大会に向け努力して欲しいと願います。

全日本選手権大会出場までご支援を頂きました多くの皆様へ感謝を申し上げます。

沖縄国際大学軟式野球部

2011年創部。監督・有銘恵吾、コーチ・照屋貴盛、部員30名、マネージャー2名。

春、秋の県リーグ戦は11連覇中。全日本選手権大会は6年連続出場、過去最高成績はベスト8(2011年,2012年)。

西日本選手権大会ベスト4(2014年)。

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