コザベースボールクラブが5大会ぶりに優勝

第23回沖縄県還暦野球軟式野球大会

2016-04-15

60歳以上の選手がプレーする第21回沖縄県還暦野球軟式野球大会の準決勝、決勝が4月2日、瀬長島球場で行われ、コザベースボールクラブが第18回大会以来となる2度目の優勝を果たした。今大会は、3月19日から21日までの3日間、出場全30チームが宮古島に集い、一回戦から準々決勝までの試合を行った。優勝したコザベースボールクラブと準優勝のPHOENIXは、10月に開催される第16回九州還暦軟式野球大会へ出場する。

決勝は、ともに優勝経験を持つチーム同士の対戦。先手を取ったのはPHOENIX。一回裏、一死から2番新垣がライト線へ三塁打を放つと次打者の内野ゴロの間に生還し先取点を奪った。

さらに4番神山、5番大城の連打にダブルスチールを絡めて1点を追加した。しかし、コザBBCもすかさず反撃。2回表、四死球とヒットで築いた二死満塁から、9番目取真、1番仲宗根が連続タイムリーを放ち3対2と逆転した。

コザBBCは4回表にも一死三塁からエンドランを決め4対2とリードを広げた。追うPHOENIXも4回裏、2本のヒットにダブルスチール、犠牲フライで同点に追い付く。追いつ追われつの展開となった決勝。

勝負の流れを掴んだのはコザBBCだった。6回表、この回先頭の8番比嘉がライト前ヒットで出塁し、犠打、暴投、内野ゴロで生還、リードを奪った。

その裏の一死一、三塁のピンチをこらえ踏み止まると、7回表には二死から6番宮里がセンター横を破る三塁打、中継ミスも重なり一気に本塁に還り、追加点。

最後は、伊野波がPHOENIXの攻撃を三人で締め、勝利をつかんだ。コザBBCは、普段はメンバーそれぞれが別々の還暦ソフトボールチームで活動している。

年2回の還暦野球大会には、ソフトボールチーム5チームから選手が集い参加している。ソフトボールが主体とはいえ全員が野球部出身で還暦大会への参加歴も長い。比嘉満監督は「優勝は、特別延長で勝った試合もありラッキーだった。何より、60代になっても楽しく野球ができることはありがたいことです」と優勝の弁を語った。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
コザベースボールクラブ0 3 0 1 0 1 1 6
PHOENIX2 0 0 2 0 0 0 4
(コ) 比嘉、伊野波―川満
(P) 金城、宇久―神山、金城
三塁打 : 宮里(コ)、新垣(F)
ニ塁打 : 仲宗根(コ)、上原(F)
打撃賞1位 : 大城巌(P)
打撃賞2位 : 新垣安男(P)
殊勲賞 : 伊野波 盛咲(コ)
敢闘賞 : 宇久 一男(P)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
Twenty-four 0 1 0 0 1 2 0 4
PHOENIX0 1 5 1 0 4 x 11

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
コザBBC0 1 0 0 0 3 7 11
琉球BBC1 0 0 2 1 0 1 5
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