硬式の部ではティーダバルが善戦。軟式の部はヴェガが優勝を果たした
DESCENTEプレゼンツ第3回女子硬式野球沖縄大会兼沖縄県女子軟式野球大会
2016-04-15
硬式の部
本土の強豪7チームを迎えて行われた第3回女子硬式野球沖縄大会。ティーダバルは大会二日目に登場し、丹波ガールズ(兵庫県)と対戦した。
初回、緊張からか硬さが見られるティーダバルは、送球ミスなどが重なり丹波ガールズに2点を奪われた。しかしその裏、先頭の城間智子がライトへ二塁打を放ちナインを鼓舞すると、嘉数純菜も右中間へ運び一・三塁とチャンスを拡げる。ここで伊禮まりえが、しぶとく内野安打を放ち城間が生還。ティーダバルを象徴する3人で反撃ののろしを上げた。
ティーダバルは3回、ヒットで出場した城間を置いて喜舎場光(八重山高校3年)が、左中間を深々と破るタイムリーで同点。その後伊禮のタイムリーで喜舎場が生還し逆転に成功した。
なおも攻撃の手を緩めないティーダバルは4回、澤岻梨緒奈と福島志織の長短打で得点すると5回には、満塁から澤岻にタイムリーが飛び出すなど計5点を挙げた。
マウンドの新垣友稀(豊見城高校3回)は、2回から4回まで相手をノーヒットに抑えるなど力投を見せたが5回の4失点が重く、1点差で惜敗。だが、大会初の4強まであと一歩というところまで来たのは、ナインにとっても大きな自信となったことだろう。
「女の子だって硬式野球がやりたい!」。テレビでもニュース放映された女子野球大会は、確実に前進している。そう遠くない将来、県内の高校で、女子硬式野球部が設立されることを切に願いたいと、ティーダバル代表で大会委員長を兼ねる安次嶺康一氏は語った。
大会は、平成国際大学と環太平洋大学(侍ジャパン女子の代表監督を務める大倉氏が監督)が決勝を戦い、打線が爆発した平成国際大学が第1回大会に続く2度目の優勝を果たした。
決勝戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平成国際大 | 4 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 3 | 11 |
環太平洋大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 |
個人賞
MVP 小出加会(平成国際大学)
優秀選手賞
菊池榛奈(平成国際大学)
田口真奈(環太平洋大学)
永田聖佳(MSH医療専門学校)
古澤あかね(丹波ガールズ)
酒井也美(履正社レクトヴィーナス)
横井千晃(履正社高校)
澤岻梨緒奈(沖縄ティーダバル)
準決勝
平成国際大学 | 7-0 | MSH医療専門学校 |
環太平洋大学 | 8-1 | 丹波ガールズ |
1回戦
平成国際大学(埼玉県) | 2-1 | 履正社高校(大阪府) |
環太平洋大学(岡山県) | 2-0 | 履正社レクトヴィーナス(大阪府) |
MSH医療専門学校(広島県) | 1-0 | HIU(埼玉県) |
1回戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
丹波ガールズ(兵庫県) | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 6 |
沖縄ティーダバル | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 |
軟式の部
「前回の負けが悔しくて。2度も続けて負けるわけには行かない。」と、友利直子監督が語ったように、ヴェガナインの気迫は最後まで緩むことは無かった。
「変化球が有効だった」(友利監督)と、先発の照屋雅美が相手打線を封じたが、沖縄ガールズ先発の兼城希咲も、伸びのあるストレートを武器にヴェガに得点を許さない。
そんな投手戦は規定の7回を終えて0対0となり、両者前回と同じく延長戦へ。この大会の規定により、選択打順制で先攻のヴェガが伊良皆里知奈のタイムリーなどで4点を奪う。
その裏二死となって後がなくなったガールズだったが、1点差に詰め寄る素晴らしい粘りを見せるもここまで。県内の女子軟式野球界を牽引してきたヴェガが見事、軟式野球の部では記念すべき第1回目となった今大会の頂点に輝いた。
決勝戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヴェガ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
沖縄ガールズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
3位決定戦
ウェスティ | 5-1 | 鳥光 |
1回戦
ヴェガ | 11-1 | ウェスティ |
沖縄ガールズ | 7-4 | 鳥光 |
個人賞
MVP 當銘優香(ヴェガ)
優秀選手賞
照屋雅美(ヴェガ)
仲嶺果倫(沖縄ガールズ)
川上登紀子(ウェスティ)
玉城佳恵(鳥光)