もう2位はいらない！うるま東ボーイズが逆転勝ちで優勝

2016-04-15

「ずっと凡退していたので悔しくて。絶対打ってやるという気持ちで打席に向かいました。」とは、うるま東ボーイズの水谷瑠佳。

7回表、相手のミスに乗じたあとの打席でセンターオーバーのタイムリー二塁打を放つと、その裏のマウンドに上がり三者凡退に斬って優勝を手繰り寄せた。

試合の序盤を制したのは浦添ボーイズだった。

1回、一死から山本璃空、比嘉天佑、大屋雄暉の3連打で先制。続く2回には、岡野真翔がレフトの頭上を悠々と越えていくスタンドインの大きなソロアーチを掛けた。

だがうるま東ボーイズも、昨年秋の九州大会で福岡ボーイズを完封した三木健正が3、4回と三者凡退に斬ると、打線も1点を返して流れを徐々に引き寄せる。

そして7回、一死から2つの四球を選ぶと次打者の打球はセカンドへのゴロ。しかし捕球することが出来ずその間に2者が生還する。その後も水谷のタイムリーなどで一挙4点。

その気迫は、昨年秋の九州大会と今年春の大会で続けて決勝で敗れたナインから、「もう2位はいらない！」と強く思わせる逆転での優勝でもあった。

九州選抜大会は今年、ここ沖縄県で開催されるため準優勝の浦添ボーイズと2チームが参加することが決定。両チームの健闘を期待する。