大矢ベースボールクラブが全国準優勝!

第24回ヤングリーグ春季全国大会

2016-04-15

3月の26日から28日に岡山県で開催された第24回ヤングリーグ春季全国大会で、沖縄県代表として出場した大矢ベースボールクラブが4試合を勝ち抜き、沖縄県勢として初の決勝進出を果たした。決勝では神戸須磨クラブに6対1で敗れたものの、見事準優勝に輝いた。大会は全国から32チームが参加して行われた。

大矢ベースボールクラブは初戦、延長8回特別ルールで勝利を挙げると勢いがついた。

一回戦のオール住之江戦。2対1とリードを許していた大矢BBCは、6回裏、二死二塁から、この試合で本塁打を放っている5番大久保明慶が2打点目となる同点タイムリーヒット。試合は特別延長に入り、8回裏、1番神里航平がサヨナラヒットを放ち勝利を手にした。

二回戦のWEST JAPAN ベースボールクラブ戦は、2点を先行されたが、5回裏に4番大城秀仁のタイムリーヒットなどで3点を奪い逆転。6回表に同点に追い付かれたが、その裏、二死走者無しから9番金城英佑がヒットで出塁すると3連続四球を得て押し出しで勝ち越し。さらに4番大城の2打席連続のタイムリーヒットで2点を追加し、WEST JAPANを突き放した。

3戦目となった準々決勝では、南国マリナーズに9対0の5回コールド勝ち。3回まで無安打に抑えられていた大矢BBCだったが、4回表に4番大城が2点本塁打を放ち先制。さらに7番伊良波龍にも2点本塁打が出て4対0とリード。続く5回は打者10人で7安打5点を奪う猛攻をみせ勝負を決めた。投げても伊良波が初回の二死満塁、4回の二死二、三塁のピンチを乗り切り、南国マリナーズに得点を与えなかった。 大矢BBCとしては初となるベスト4進出を決めた。

準決勝の相手はヤングひろしま。大矢BBCは、初回に3番大城の犠牲フライと4番大久保のタイムリーヒットで2点を先制。さらに3回裏には6番金城英佑のタイムリー二塁打で1点を追加し3対0とリードを広げた。しかし6回表に同点に追い付かれてしまう。それでも大矢BBCは、今大会、幾度もみせた粘り強さを発揮する。直後の6回裏、一死から代打で登場した野原大誠がヒットを放ち出塁、さらに盗塁も決め、二塁まで進む。ここで1番神里が勝ち越しとなる二塁打をセンターに放った。

最終回は、この回から登板した赤嶺未来が3人で締めて、決勝へと勝ち上がった。

迎えた神戸須磨クラブとの決勝戦。大矢BBCは要所要所を抑えられ得点を積み上げることができなかった。2対1と1点のリードを許した直後の4回裏の無死三塁、3対1とリードを広げられた直後の6回裏の無死二塁のチャンスを活かすことができず、逆に7回表に3点を奪われてしまった。

最終回の攻撃も二死から3連打と最後まで粘りをみせたが、一歩及ばなかった。しかし、見事な準優勝。大会を通じてみせた「先行されたも追い付く、追い付かれたら突き放す」粘り強い攻撃は素晴らしかった。投手陣も、一、二回戦は伊波洋一が先発、準々決勝は伊良波、準決勝は廣咲英龍が先発、それぞれが試合をつくった。

3試合に登板した赤嶺も好リリーフをみせた。また、今大会の優秀選手に神里航平が、優秀監督に多和田忍監督が選出された。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
神戸須磨クラブ0 0 1 1 0 1 3 6
大矢BBC0 0 1 0 0 0 0 1
(神) 不後―平石
(大) 大久保、神里―金城英
三塁打 : 不後(神)、大城(大)
ニ塁打 : 不後(神)、神里(大)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
ヤングひろしま0 0 0 0 1 2 0 3
大矢BBC2 0 1 0 0 1 x 4
(ヤ) 佐野・西―井上
(大) 廣咲・赤嶺―金城英
ニ塁打 : 井上(ひ)、金城英(大)

準々決勝

 1 2 3 4 5
大矢BBC0 0 0 5 4 9
南国マリナーズ0 0 0 0 0 0
5回コールド

二回戦

 1 2 3 4 5 6 7
WEST JAPAN BBC0 0 0 2 0 1 1 4
大矢BBC0 0 0 0 3 3 x 6

一回戦

 1 2 3 4 5 6 7 8
オール住之江0 0 0 1 1 0 0 1 3
大矢BBC0 0 0 1 0 1 0 2x 4
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