石垣第二中学が仲西中学を下し初優勝。全日本大会へ。

第23回沖縄海邦銀行杯争奪中学校軟式野球大会・第56回沖縄県中学校春季軟式野球大会

2016-04-15

第23回沖縄海邦銀行杯争奪中学校軟式野球大会の準決勝と決勝が、3月27日、南城市の新開球場で行われ、石垣第二が初優勝した。石垣第二は8月14日から横浜スタジアムで行われる第33回全日本少年軟式野球大会への出場権を得た。

石垣第二が初回に上げた2点を守り切り、優勝した。

石垣第二は、一回表、トップバッターの新城安紋が3球目をライト前にはじき返し出塁すると、果敢に二塁盗塁を試み成功させ、いきなりチャンス。

2番、3番が打ち取られて2死となるが、4番山城風樹がフルカウントからレフト前に安打を放ち、一塁、三塁とチャンスをつなぐ。ここで打席に立ったのが決勝の先発マウンドを託された山田侑弥。山田はワンストライクからの2球目をフルスイング、打球は左中間へ。

打球が抜ける間に、三塁走者に続き一塁走者も生還。貴重な先制点を自らのバットで叩き出した。

気分良く先発のマウンドに上がった山田は、ピッチングでも安定した投球。直前の準決勝でも投げた山田は、投球制限のため4回からは豊川想大にマウンドを譲ったが、3回を9人で片付けるパーフェクトピッチングをみせた。

2回以降、三者凡退が続いた石垣第ニは、5回表に先頭の7番下地敦、続く8番下地翼が連続ヒットで出塁、送りバントで一死ニ、三塁とし久々のチャンス。

しかし、ここは仲西の宮城の踏ん張りにあい、後続を断たれ追加点を奪えない。2点を追う仲西は、ようやく6回裏にチャンスが訪れる。先頭の8番仲田がヒットで出塁すると、相手ミスもからみ一死ニ、三塁と一打同点の場面をつくる。石垣第二にとっては最大のピンチだった。だが、4回から登板した豊川が粘りの投球。

後続を内野ゴロに打ち取り得点を与えなかった。豊川は、最終回は3人で打ち取り、石垣第二が初の栄冠を手にした。山田と豊川はチームのダブルエース、決勝を二人で完封した。

大嶺吉生監督は「生徒たちが。良く頑張った。失敗した後に、どうにかしようという支え合うチームカラー。きつい練習をしてきたことが全部出た」と喜びを語った。昨年10月の県大会では石垣中が優勝。くしくもこの日は、石垣中が全国大会で試合を行っていた。(石垣中は、明徳義塾中に1対0で惜敗)。

ライバルの活躍にも刺激を受け優勝を果たした石垣第二。新城安紋主将は「全国大会でも一戦必勝で勝ち抜きたい」と決意を語った。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
石垣第二2 0 0 0 0 0 0 2
仲西0 0 0 0 0 0 0 0
(石) 山田、豊川―下地敦
(仲) 宮城−平良
ニ塁打 : 山田(石)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
石川 0 0 0 0 0 0 0 0
仲西0 5 0 0 0 0 x 5
(石) 兼島、當山、島袋−島袋、兼島
(仲) 国吉−宮城
ニ塁打 : 仲宗根(石)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
石垣第二3 0 0 0 0 1 0 4
沖縄東0 0 0 0 0 0 3 3
(石) 山田、豊川、下地翼、豊川−下地敦
(沖) 喜友名、与那嶺−桑江
ニ塁打 : 西里(石)、渡慶次(沖)

二回戦

仲西(那覇)8-1
※5回コールド
南星(島尻)
石垣第二(八重山)3-1北谷(中頭)
石川(中頭)1-0浦添(那覇)
沖縄東(中頭)1-0 沖縄尚学(那覇)

一回戦

南星(島尻)2-1北(宮古)
仲西(那覇)6-1中城(中頭)
石川(中頭)2-1伊良波(島尻)
浦添(那覇)2-0今帰仁(国頭)
北谷(中頭)6-3球美(久米島)
石垣第二(八重山)6-0古蔵(那覇)
沖縄尚学(那覇)3-2
※延長八回TB
南風原(島尻)
沖縄東(中頭)3-0伊江(国頭)
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