石垣第二中学が仲西中学を下し初優勝。全日本大会へ。
第23回沖縄海邦銀行杯争奪中学校軟式野球大会・第56回沖縄県中学校春季軟式野球大会
2016-04-15
石垣第二が初回に上げた2点を守り切り、優勝した。
石垣第二は、一回表、トップバッターの新城安紋が3球目をライト前にはじき返し出塁すると、果敢に二塁盗塁を試み成功させ、いきなりチャンス。
2番、3番が打ち取られて2死となるが、4番山城風樹がフルカウントからレフト前に安打を放ち、一塁、三塁とチャンスをつなぐ。ここで打席に立ったのが決勝の先発マウンドを託された山田侑弥。山田はワンストライクからの2球目をフルスイング、打球は左中間へ。
打球が抜ける間に、三塁走者に続き一塁走者も生還。貴重な先制点を自らのバットで叩き出した。
気分良く先発のマウンドに上がった山田は、ピッチングでも安定した投球。直前の準決勝でも投げた山田は、投球制限のため4回からは豊川想大にマウンドを譲ったが、3回を9人で片付けるパーフェクトピッチングをみせた。
2回以降、三者凡退が続いた石垣第ニは、5回表に先頭の7番下地敦、続く8番下地翼が連続ヒットで出塁、送りバントで一死ニ、三塁とし久々のチャンス。
しかし、ここは仲西の宮城の踏ん張りにあい、後続を断たれ追加点を奪えない。2点を追う仲西は、ようやく6回裏にチャンスが訪れる。先頭の8番仲田がヒットで出塁すると、相手ミスもからみ一死ニ、三塁と一打同点の場面をつくる。石垣第二にとっては最大のピンチだった。だが、4回から登板した豊川が粘りの投球。
後続を内野ゴロに打ち取り得点を与えなかった。豊川は、最終回は3人で打ち取り、石垣第二が初の栄冠を手にした。山田と豊川はチームのダブルエース、決勝を二人で完封した。
大嶺吉生監督は「生徒たちが。良く頑張った。失敗した後に、どうにかしようという支え合うチームカラー。きつい練習をしてきたことが全部出た」と喜びを語った。昨年10月の県大会では石垣中が優勝。くしくもこの日は、石垣中が全国大会で試合を行っていた。(石垣中は、明徳義塾中に1対0で惜敗)。
ライバルの活躍にも刺激を受け優勝を果たした石垣第二。新城安紋主将は「全国大会でも一戦必勝で勝ち抜きたい」と決意を語った。
決勝
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
石垣第二 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
仲西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
準決勝
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
石川 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
仲西 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
準決勝
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
石垣第二 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
沖縄東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 |
二回戦
仲西(那覇) | 8-1 ※5回コールド | 南星(島尻) |
石垣第二(八重山) | 3-1 | 北谷(中頭) |
石川(中頭) | 1-0 | 浦添(那覇) |
沖縄東(中頭) | 1-0 | 沖縄尚学(那覇) |
一回戦
南星(島尻) | 2-1 | 北(宮古) |
仲西(那覇) | 6-1 | 中城(中頭) |
石川(中頭) | 2-1 | 伊良波(島尻) |
浦添(那覇) | 2-0 | 今帰仁(国頭) |
北谷(中頭) | 6-3 | 球美(久米島) |
石垣第二(八重山) | 6-0 | 古蔵(那覇) |
沖縄尚学(那覇) | 3-2 ※延長八回TB | 南風原(島尻) |
沖縄東(中頭) | 3-0 | 伊江(国頭) |