真喜良サンウェーブが、初優勝

第20回JTA旗先島地区学童野球交流大会

2016-04-15

第20回JTA旗先島地区学童野球交流大会の最終日が4月4日、宮古島市民球場で行われ、八重山勢同士の対戦となった決勝を真喜良サンウェーブが制し、初優勝を飾った。優勝した真喜良サンウェーブは、8月に徳島県で開催される阿波踊りカップ全国学童軟式野球大会への出場権を得た。

第20回記念大会の決勝戦は、少年オリオンズ対真喜良サンウェーブの八重山対決となった。少年オリオンズの先発は、本大会決勝初の女の子投手・エース平野素土(もと)。

先頭の真喜良サンウェーブ1番内間をサードフライに打ち取ると、2番黒島、4番平瀬らを三振に抑え、まずまずの立ち上がりをみせる。対する、真喜良サンウェーブのエース内間も、負けじとオリオンズの1番中村を三振に抑える。続く2番池間に内野ミスで出塁を許し、バントで二塁まで進められたが、4番岸本を三振に抑え得点を許さず、こちらもまずまずの立ち上がりとなった。

2回表、真喜良の攻撃、先頭の5番下地が内野エラーで出塁すると、隙を見て盗塁、無死二塁のチャンスをつくる。そして6番、7番がバントとスクイズを決め先取点を奪った。

試合が大きく動いたのが5回表。真喜良の先頭バッター内間が、この日2本目のヒットとなる3塁打で出塁、すると、打線は勢いづき、3番松川の強烈なレフト前ヒットなどに、四球もからめて一挙に4点を挙げ7対0とリードをつかんだ。

このままでは終われないオリオンズは、5回裏、6番大塚がセンター前ヒットを放ち、反撃のチャンスをつかむが、真喜良は安定した守りでオリオンズの攻撃を抑え、そのままゲームセット。終えてみると、7対0の5回コールドで真喜良サンウェーブが圧勝により、初優勝を飾った。

この大会は、先島親善を目的とした大会で2年に1度八重山、宮古で持ち回りの大会となっている。各チームの交流も盛んに行われる。受け入れるチームは、会場を借り、たくさんの料理でもてなす。親睦を深めるのも本大会の目的の1つである。また優勝チームは、夏休みに徳島県で行われる、阿波踊りカップ全国学童軟式野球大会への派遣も決まっている。

優勝した真喜良サンウェーブ・内間究キャプテンの話

準決勝までは打撃悪かったので、決勝でヒットが打ててうれしかった。阿波踊りカップ大会では、更に力をつけて頑張りたい。

準優勝の少年オリオンズ・平野素土キャプテンの話

フォアボールからの失点が悔しい。チームメイトがバッティングで盛り上げてくれた。次の大会も全力投球できるよう頑張りたい。

決勝

 1 2 3 4 5
真喜良サンウェーブ0 1 1 1 4 7
少年オリオンズ 0 0 0 0 0 0
5回コールド
(真) 内間、与那覇―松川、渡久山
(少) 平野―池間
三塁打 : 内間(真)
殊勲賞 : 内間究(真)
敢闘賞 : 平野素土(少)
打撃賞1位 : 岸本大輝(少)
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