北谷ドラゴンズが初の県大会制覇

第123回沖縄県学童軟式野球大会・第32回古賀杯争奪学童軟式野球大会

2016-01-15

第123回沖縄県学童軟式野球大会が12月26日から28日までの日程で開催され、北谷ドラゴンズが6年生にとっては最後となる県大会で頂点に立った。
決勝は北谷ドラゴンズと高江洲スパローズとの対戦となり、北谷ドラゴンズが1回の表にあげた2点を守り切り、2対0で高江洲スパローズを下し、優勝を決めた。

初めて県大会の決勝まで駒を進めた北谷ドラゴンズが見事、初優勝を飾った。

北谷ドラゴンズは、初回表、立ち上がり制球が定まらない高江洲スパローズの先発吉里から2点を奪い、そのまま逃げ切った。

1番植村大志が四球を選び、すかさず二塁盗塁を試みると、ワイルドピッチはが重なり一気に三塁へ進塁。

続く2番仲村渠叶夢も四球を選ぶと、二塁盗塁を決め、無死二、三塁とチャンスを広げた。ここで3番平良月の当たりは投手横へのゴロとなったが、三塁走者の植村が判断良くホームを陥れる好走塁をみせ、先取点をあげた。

なおも一死三塁とチャンスが続くと、4番佐久眞侑生の打席でワイルドピッチが生じ、仲村渠が2点目のホームを踏んだ。

その後は、両チームともに投手が好投、野手も随所で好プレーをみせ、お互いに得点を許さない展開となった。結局、一回表の得点が決勝点となり、2対0で北谷ドラゴンズが勝利した。

両チームは先のコザ信金杯の決勝でも顔を合わせ、そのときは北谷ドラゴンズが勝利。リベンジを狙った高江洲スパローズだったが、一歩及ばなかった。

沖縄ブロックの代表はここ最近、県大会優勝から遠ざかっており、周りからも「優勝してこいよ」と励まされていたという北谷ドラゴンズ。キャプテンの植村を中心に、バッティング練習に時間を費やしてきた成果が準決勝までの戦いぶりに現れた。

夏に行われた全日本都市対抗少年野球淡路島大会で優勝し精神的にもたくましくなったチームは、見事、県の頂点に立った。優勝した北谷ドラゴンズの野原満監督は「1回戦の与那原マリンズ戦で勝ったので勢いに乗れた。

この大会になると、どこのチームも身長も伸び、力もつけてくる。その中で勝てたことは大きい。最後のこの大会を目指して1年間練習してきたので、本当によくやった。」と選手を称えた。

一方、準優勝となった高江洲スパローズの磨忠徳監督は、「一回戦で優勝候補の豊見城パワーズ相手にワンチャンスを活かして勝つことができ、その勢いで決勝まで戦えた。決勝は、コザ信金杯の雪辱を果たしたかったが、全力でやれたので悔いはない」と温かい眼差しを選手に向けた。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
北谷ドラゴンズ2 0 0 0 0 0 0 2
高江洲スパローズ0 0 0 0 0 0 0 0
(北) 末吉、植村大、末吉―植村大、末吉、植村大
(高) 吉里、上原―川端

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
北谷ドラゴンズ0 2 1 0 0 0 0 3
兼城パイレーツ0 0 0 0 0 0 0 0
(北) 平良、植村大―植村大、平良
(兼) 大城和、金城愛樹―金城愛樹、大城朔
三塁打 : 金城愛生(兼)
ニ塁打 : 植村大2(北)、金城愛樹、香月(兼)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
高江洲スパローズ0 0 0 0 1 0 0 1
美原ドラゴンズ0 0 0 0 0 0 0 0
(高) 知念新―吉里
(美) 新垣―仲田
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