昨年と同じ顔合わせとなった決勝で、沖縄ヤングドリームスが二連覇を達成!
第10回沖縄県ジュニア育成会硬式野球大会
2016-01-15
決勝戦
試合序盤、投球練習しているバッテリーも含め全員を集めた沖縄ヤングドリームスの伊波監督。「気持ちがダラダラとしたまま試合に入っているのが分からないのか!」と喝を入れた。ナインたちにはそんなつもりは無かっただろうが、指揮官の檄に対しスイッチが入る。
同点で迎えた5回裏、クリーンアップの二人が出塁すると、5番末吉泰宜(石川中学)が送りバントをキッチリと決める。そして「チームで一番元気があり、一番頼れる男」と、最も信頼する大城堅地郎(恩納中学)へスクイズのサイン。
これを落ち着いてしっかりと決め、沖縄ヤングドリームスがついに逆転に成功した。さらに「ホントはこんな下位で打つバッターではない」(伊波監督)という比嘉海星(石川中学)が、ライトへ運び優勝へ大きく前進する4点目を叩き出した。
ALL浦添Aも6回裏、「投球制限で多くは投げられない」(仲本監督)エース國仲佑太(港川中学)を投入。ノビのあるストレートで相手打線を牛耳り最終回の味方の反撃に一縷の望みを託したが、沖縄ヤングドリームス2番手の宮城力(具志川東中学)の前に沈黙。
2年連続で同じ顔合わせとなったカードは、1点を争う予想通りの好ゲームとなったが、終盤のワンチャンスをモノにした沖縄ヤングドリームスが、逆転で見事二連覇を飾った。
決勝戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ALL浦添A | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
沖縄ヤングドリームス | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | x | 4 |
沖縄ヤングドリームス伊波誠監督
準決勝第1試合
大会二連覇を目指す沖縄ヤングドリームスが強敵(伊波監督の談)豊見城育成会を下した。3回、相手のエラーとバントヒットに二つの盗塁を絡めて下位打線でチャンスを作り、無死二・三塁としてトップへ返す。
そして仲松夏希(伊波中学)の犠牲フライでまず1点。続く宮城力(具志川東中学)は三塁線を襲うタイムリー。なおも、動揺を抑えきれない相手ピッチャーから3連続四死球を選び3点目を奪った。
だが豊見城育成会もその裏、ヒットと四球で一死一・三塁とすると4番田嶋大輝(豊見城中学)のライトへの二塁打と座安達樹(長嶺中学)の犠牲フライで1点差に詰め寄った。
しかし沖縄ヤングドリームスは5回、一死から4番當山尚志(恩納中学)が左中間を破る二塁打で出塁すると、続く末吉泰宜(石川中学)がセンター前へ抜けるタイムリーを放ち、粘る豊見城育成会を振り切って2年連続となる決勝進出を決めた。
準決勝第1試合
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
沖縄ヤングドリームス | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
豊見城育成会 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
準決勝第2試合
先制したのはこの大会での選手たちの成長が著しい那覇Jr硬式野球育成会(以下那覇)。初回、ツーアウト走者無しから3番高良練(長嶺中学)が四球を選ぶと、続く泉裕稀(笑)がレフトの頭上を襲うタイムリー二塁打を放ち1点をボードに刻んだ。
だがALL浦添A(以下浦添)はその裏、1、2番が連続して四球で出塁すると次打者の内野安打で無死満塁とする。
ここで4番安里啓志(神森中学)が期待に応える2点タイムリーであっという間に逆転に成功すると、続く安里龍征(首里中学)にもタイムリーが飛び出し3点目。
その後ツーアウトとなるが、8番與那覇絃(笑)のライトオーバーの二塁打で4点を挙げた。
さらに浦添は3回、二つの四球とヒットで満塁とすると、7番又吉拓巳(神森中学)のセンター前タイムリーで二者が生還しリードを広げた。
5回に3点を返された浦添だったが6回、満塁から6番國仲佑太(笑)に走者一掃のタイムリー3点打が生まれるなど一挙5点を奪いコールド勝ちで、2年連続となる決勝進出を決めた。
準決勝第2試合
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
那覇Jr硬式野球育成会 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 |
ALL浦添A | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5x | 11 |