1点を争う好ゲームを制した安仁屋ヤングスピリッツがサヨナラで頂点に立った！

2015-02-14

これぞ、投手戦と言える、ファイナルを争うに相応しい引き締まったゲームだった。

安仁屋ヤングスピリッツ（以下安仁屋ＹＳ）が、新里義毅から中村義幸へと渡る盤石のリレーを見せれば、大矢ベースボールクラブ（以下大矢ＢＢＣ）の先発赤嶺大哉は、一人で最後まで投げ抜いた。

試合は初回、2番上原大那がセンター前ヒットで出塁するとボークで進塁。次打者はセカンドへのゴロだが、これがエラーとなる間に上原は三塁を陥れる。ここで嘉数孝哲が、キッチリとセンターへ犠牲フライを放ち大矢ＢＢＣが先制した。すると追い掛ける安仁屋ＹＳはその裏、エラーで出塁した走者を犠打で進めて3番池宮龍之介がレフト前ヒットで繋ぎ、福原琉友のセカンドゴロの間に同点に追い付いた。

その後は先述した大矢ＢＢＣ赤嶺が3安打に抑えれば、安仁屋ＹＳの新里義、中村義は2安打と、両軍の投手がともに三塁を踏ませないナイスピッチングを披露していく。だが、最終回の裏安仁屋ＹＳは先頭の6番親泊和希がレフト前ヒットで出塁。犠打で進めると打席に仲田琢。1打席目ライトフライも2打席目にレフト前へ運ぶなど、この日好調の仲田のバットに託した安仁屋ＹＳベンチの期待に応えた打球は、セカンドとセンターの間に落ちるサヨナラタイムリー。劇的な幕切れで安仁屋ＹＳが優勝で、見事沖縄代表の座を勝ち取った。安仁屋ＹＳは3月末に行われるヤングリーグ春季全国大会へ派遣される。