豊見城ボーイズ/オーシャンが4年ぶりの栄冠

第45回ボーイズリーグ春季沖縄県大会 繁久産業杯争奪

2015-02-14

中学生硬式野球のボーイズリーグ春季沖縄県大会の最終日が、2月1日、糸満市西崎球場で行われ、決勝で豊見城ボーイズ/オーシャンが那覇ボーイズを7対0で破り優勝した。優勝した豊見城ボーイズは、3月26日から関東地区で開催される全国大会へ出場する。

豊見城ボーイズと那覇ボーイズの対戦となった決勝戦は7対0と、豊見城ボーイズが快勝で優勝を勝ち取った。豊見城ボーイズは3回表、二死三塁から相手内野のミスで1点を先制。続く4回には先頭の4番池間が三塁打を放つと、6番具志堅のセンターへの犠飛で2点目を挙げた。そして5回の攻撃がビッグイングとなった。ヒット4本に相手ミスが重なり打者一巡の大量5点。その裏、那覇ボーイズは得点を奪えずに7対0のコールドゲームとなった。

今大会の豊見城ボーイズは、一回戦から決勝まで全てコールド勝ちを収めた。投手陣は、一回戦の南風原ボーイズ戦では3点を取られたものの、2回戦以降は無失点。攻撃陣も機動力を絡めながらビッグイングをつくり大量得点を奪った。「これまでは、精神的な部分で試合中に気が緩む傾向もあり、点を取れるときに取れなかった」という嘉数監督。しかし今大会は、チャンスに集中力を高め、たたみ掛ける攻撃で一気に攻めることができ、残塁も少なかったが大勝の連続に繋がった。「点を取れるときには、徹底的に相手をつぶす気持ちで集中して点を奪うことができないと上には行けないと強く言ってきた」と嘉数監督。今大会の優勝の要因に選手が精神的に強くなったことを挙げた。大城佑斗主将も「初回から点を取れるときは、どんどん取っていく。皆、そんな気持ちで臨んだのが良い結果に繋がった。厳しい練習で精神面でも技術面でも強くなってきていると思う。さらに集中して練習に取り組んで全国大会で優勝できるように頑張っていく」と力強く話した。4年前の優勝のときは東日本大震災の影響で全国大会が中止となった。春の全国の舞台は久々となる。「ずば抜けた選手はいないが、走攻守ともにバランスのとれたチーム」(嘉数監督)。全国大会での上位進出を目指す。

那覇ボーイズ・上原秀太君が奨学生に認定

日本少年野球連盟(愛称:ボーイズリーグ)では、野球、学業、生活態度のバランスがとれた成長を奨励するために、「奨学金制度」を設け、全国から20名(中学生の部)の選手を奨学生として認定した。ボーイズリーグ中学生の部約600チーム、約20,000人の選手の中から、野球、学業、生活態度ともに優れ、他の選手の模範となる20人の選手が認定されたもので、那覇ボーイズの島袋秀太君が見事認定を受けた。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大会結果:豊見城ボーイズ/オーシャンが4年ぶりの栄冠 トップに戻る