安仁屋ヤングスピリッツ、惜しくも3連覇ならず。 兵庫伊丹に決勝で敗れ、準優勝

安仁屋宗八杯争奪・第8回ヤングリーグ沖縄大会

2015-01-15

中学生硬式野球の安仁屋宗八杯争奪・第8回ヤングリーグ沖縄大会の決勝が、12月28日、宜野湾市野球場で行われた。決勝は3連覇を狙う安仁屋ヤングスピリッツと兵庫県から参加した兵庫伊丹との対戦となり、兵庫伊丹が7対3で安仁屋ヤングスピリッツを下し、優勝した。また、同時に行なわれた中学1、2年の部では、中日本ブロック選抜が安仁屋ヤングスピリッツJr に対し、延長12回タイブレークで3対2のサヨナラ勝ちを収め優勝した。

大会3連覇を目指した安仁屋ヤングスピリッツは、決勝まで勝ち上がったものの、惜しくもあと一歩がおよばなかった。 一回戦から無失点と走者を背負いながらも得点を与えない粘りのピッチングをみせてきた安仁屋ヤングの投手陣が、決勝では連投の疲れがみえ踏ん張ることができなかった。

 決勝戦、先手を取ったのは安仁屋ヤングだった。初回表、1番喜屋武が相手外野手のエラーで出塁すると、3番友利がライトへタイムリー2塁打を放ち幸先良く先取点を奪った。さらに続く2回表にも1点を加える。先頭の7番宮里がレフトへ2塁打で出塁、8番、9番と倒れ二死となるが、ここで1番喜屋武がレフト前にヒットを放ち宮里を向かい入れた。しかし2回裏、この試合まで好投を続けてきた先発の金城が突如乱れる。2つの四球と内野安打で1死満塁のピンチを招くと兵庫伊丹の1番溝邊に走者一掃となる逆転三塁打を浴びてしまう。ここから流れは兵庫伊丹へ。4回裏にも二つの四死球などで2死ながら満塁を与えると、ここから2本のタイムリーヒットを許し、この回一挙4点を失った。安仁屋ヤングは5回表、4番石川のタイムリー2塁打で1点を返すが、反撃もここまで。2回と4回にビッグイニングを与えてしまった安仁屋ヤングは惜しくも準優勝。3連覇達成はならなかった。

仲里正孝監督

今シーズン、出場5大会で3度目の準優勝。最後の大会なので、こんどこそは3度目の正直と思って優勝したかった。打撃陣は悪くなかったが、準決勝まで無失点の投手陣に連投の疲れが出てしまった。

宮里温主将

3連覇がかかっていて先輩からも頑張ってと言われていたので残念。最後の大会で、チームも一番まとまっていたので余計に負けて悔しい。練習で手伝ってくれた、1、2年生に感謝したい。

玉城琉星副主将

個人的には納得できない成績だったが、チーム一丸となって決勝までこれて良かった。
優勝 兵庫伊丹
準優勝 安仁屋ヤングスピリッツ
3位:伊江育成会
4位:オール北谷
・殊勲賞:篠原 翔太(兵庫伊丹)
・敢闘賞:宮里 温(安仁屋ヤングスピリッツ)
・特別賞:阿波根 昌之(伊江育成会)
・特別賞:中本 康也(オール北谷)

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
安仁屋ヤングスピリッツ1 1 0 0 1 0 0 3
兵庫伊丹0 3 0 4 0 0 x 7
(安) 金城(良)、笹木、仲与志-喜屋武
(兵) 桑山-小底
三塁打 : 溝邊(兵)
ニ塁打 : 石川,宮里(安)、清滝,猪田(兵)

3位決定戦

 1 2 3 4 5 6 7
オール北谷1 0 0 0 0 1 0 2
伊江育成会0 0 0 0 0 0 0 0
(オ) 玉城(雄)、阿波根-西江
(伊) 新川、稲福、島袋(圭) 、伊良部、中本-勝連、儀間

【準決勝】

安仁屋ヤングスピリッツ 6-0 オール北谷
兵庫伊丹 3×-2 伊江育成会(11回タイブレーク)

【準々決勝】

安仁屋ヤングスピリッツ 3-0 糸満育成会
沖縄ヤングドリームス 4-5 オール北谷
うるま東クラブ 0-7兵庫伊丹
倉敷ピーチジャックス 5-6× 伊江育成会(8回タイブレーク)

ジュニアの部

優勝:中日本ブロック選抜
準優勝:安仁屋ヤングスピリッツJr

【決勝】
中日本 3×-2 安仁屋ヤングスピリッツJr (12回タイブレーク)

【準決勝】
中日本選抜 4 - 1 大矢ベースボールクラブJr
安仁屋ヤングスピリッツJr 9-0 ドリームスJr

【一回戦】
安仁屋ヤングスピリッツJr 15 - 3 沖Boys USA
ドリームスJr 6 - 2 ティーダバル
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