ノーヒットノーランにサヨナラタイムリー!天願フェニックスが17年振り2度目の頂点に!

第24回かりゆし交流第11回沖縄市長旗争奪学童軟式野球大会

2015-01-15

山口、佐賀、福岡からの13チームを含む総勢49チームが参加したかりゆし交流学童軟式野球大会は、12月26日から三日間に渡り熱戦が繰り広げられ、天願フェニックスが劇的なサヨナラで頂点に立った

2014年、学童軟式野球では県内最後のゲームとなったこの日、小柄ながら、身体いっぱいを使った力投を見せる片縄ビクトリーのサウスポー末石大地と、絶妙なコントロールで凡打の山を築いていった天願フェニックスのサイドスロー川平真也の、白熱した息詰まる投手戦で5回までゼロ行進が続いた。

試合が動き始めようとしたのは6回裏。天願4番安田風太の当たりがライトを襲うと、グラブで弾いたボールがファールグランドを転々とする間に安田は三塁を陥れた。一死後にスクイズを試みるも、片縄野手陣に阻まれて得点することが出来なかった。すると7回表には、逆に一死三塁のピンチを迎える。しかし「そんなに緊張感は無く、楽に行こうと思いました」と、全く動揺を見せないマウンドの川平にとって、ノーヒットノーランのプレッシャーも、得点のチャンスが潰れた6回のことも関係無かった。淡々と投げ、ピンチの芽を摘み取った。そして7回裏、好投する5年生に対し、応えたのは同級生の村田直斗だった。この回先頭で出塁した新屋敷が相手バッテリーの連続ミスで3塁の塁上へ。「無死三塁、そしてクリーンアップへと続く。ここは小細工無しで打っていこう」と指示したベンチに、「頭の中は真っ白で、どこのコースを打ったかも覚えていない」と無我夢中の村田だったが、日頃の練習の成果がバットに乗り移る!前進守備の間を抜けるサヨナラタイムリーに、一塁を回った村田が歓喜のガッツポーズ。「ケガしてマウンドに立つことが出来なかった6年生のエース(普久原)のためにも」と声を揃えた投打のヒーローは、「絶対ゼロで抑える」(川平)「絶対打ってやる」(むらた)の強い気持ちで、チーム17年振り2度目となる大会優勝を引き寄せた。

決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7
片縄ビクトリー(福岡県)0 0 0 0 0 0 0 0
天願フェニックス0 0 0 0 0 0 1x 1
(片) 末石大地-岸本
(天) 川平-安田

天願フェニックス蔵元利彦監督

「今年始めに、宮城さんから監督を受け継いできましたが勝たせることが出来ず、でも最後の最後に凄い勝ち方で優勝。ホントに子供たちのおかげです。ありがとうと言いたい」

準決勝

天願フェニックス 3-0 宮里マックス
片縄ビクトリー 5-2 宇部クラブ

準々決勝

天願フェニックス 7-4 土井ジャガーズ(福岡県)
宮里マックス 10-4 美東ドラゴンズ
片縄ビクトリー 7-0 田場スワローズ
宇部クラブ(山口県) 10-9 筑紫ビッキーズ(福岡県)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大会結果:ノーヒットノーランにサヨナラタイムリー!天願フェニックスが17年振り2度目の頂点に! トップに戻る