南方楽酒KANが初優勝!

第21回 オリオンスーパーベースボール2015

2015-12-15

11月14日、浦添市民球場でオリオンスーパーベースボール2015の決勝が行われ、宜野湾B地区代表の南方楽酒KANが島尻E地区代表のトリプルベースを5対1で下し優勝した。南方楽酒KANは、12月に行われる奄美での親善試合に派遣される。

この大会で過去に2度、決勝で涙をのんだ南方酒楽KAN。2年ぶり3度目の決勝進出で、優勝を果たした。普段は別々のチームで活動する昭和58年生の同年生のメンバーが年に一度、オリオンスーパーベースボールに出場するために結集する。同年生が皆で楽しむ機会になればといいと8年前から出場しているが、実力は周囲が認めるところ。そして念願の頂点に立った。

南方酒楽KAN は、2回裏、二死からヒットで一塁に出塁した6番神谷が、7番喜屋武のレフトオーバーヒットで一気に本塁へ還り先制。二死走者無しから先取点を奪い、流れを引き寄せたと思われたが、4回表に野手にミスが出て同点に追い付かれる。

イヤな点の失い方だったが、南方酒楽KAN は、続く5回表のピンチをしのぎ、流れを引き戻した。その裏、先頭の8番安里がヒットで出塁、9番慶田城が死球でつなぐと、さらに代打牧の送りバントが内野安打となり無死満塁と絶好のチャンスを迎える。

続く2番国吉が死球を得てまず1点。そして次打者が内野フライに倒れると、4番城間にヒットエンドランのサイン。城間が、うまく転がして3塁走者を迎い入れ、さらに野手の送球がわずかに乱れる間に二塁走者も還り、この回3点目を奪った。

南方酒楽KANは、6回裏にも牧のタイムリー二塁打で1点を追加。5対1とトリプルベースを突き放し、勝利を確かなものとした。與那嶺大輔監督は「準決勝の西原タイル戦は、1対0の勝利で投手に助けられたが、今日は打線がつながりバッティングもうまくいった」と投手と攻撃がうまくかみあったことを勝利の要因にあげた。

一方敗れたトリプルベースは3年連続の中央大会出場で初の決勝進出。具志堅芳富監督は「決勝まで来れると思っていなかった。大会を通してチームの皆の成長があった」と話し、22歳から35歳と若手からベテランまで幅広い年齢層で構成するチームの今後に期待の目を向けた。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
トリプルベース0 0 0 1 0 0 0 1
南方酒楽KAN 0 1 0 0 3 1 x 5
(ト) 山田、當山―渡名喜
(南) 慶田城―喜屋武
ニ塁打 : 喜屋武、牧(南)
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