離島甲子園!。久米島イーグルス準優勝

国土交通省大臣杯第8回全国離島交流中学生野球大会

2015-10-15

国土交通省大臣杯第8回全国離島交流中学生野球大会(通称“離島甲子園”)が、8月24日~8月28日、長崎県五島市で開催され、久米島町から参加した久米島イーグルスが準優勝した。

今大会は、沖縄県から南大東村ベースボールクラブ、石垣島ぱいーぐるズ、宮古島アララガマボーイズ、西表島boy'sも出場。過去最多の 10都県23チームが出場して行われた。

4年前の第4回大会で優勝(雨天のため2校同時優勝)した久米島イーグルス。2年前にも決勝まで駒を進め準優勝した。今大会は久米島西中学のメンバーを中心に球美中学との合同でチームを結成し大会に臨んだ。初戦からの4試合を勝ち進み、優勝へ大手をかけたが、開催地の福江中学校に1対0と惜しくも敗れ、2度目の優勝はならなかった。

決勝 VS 福江中学校(長崎県)

決勝

 1 2 3 4 5 6 7
福江中学校0 0 0 0 0 1 0 1
久米島イーグルス0 0 0 0 0 0 0 0

開催地地元五島市の福江中学校との対戦。序盤はチャンスを作るもなかなか得点を奪えず、終盤へ。5回まで福江打線をノーヒットに抑えていた先発金城隼人が6回に捕まり、パスボールで1点を献上。

これが決勝点となり、0-1で惜敗。先発金城隼人は相手打線を2安打に抑えるも援護 がなく、4年ぶりの優勝はならなかった。

準決勝  VS 種子島中学校(鹿児島県)

準決勝

 1 2 3 4 5 6
久米島イーグルス1 0 1 0 0 0 2
種子島中学校(鹿児島県)0 0 0 0 0 1 1

前回優勝の種子島中学との対戦。初回先頭の田里浩一朗がヒットで出塁し、送りバント等で二死1,2塁のチャンスと作ると、5番金城隼人のセンター前タイムリーで1点を先制。

3回にも3番盛本崇貴のツーベースを足がかりに1点を追加。最終回の種子島の反撃を救援した金城隼人が1点に抑え2-1で接戦を制し、2年ぶりの決勝戦進出。

準々決勝 VS 五島バラモン(長崎県)

準々決勝

 1 2 3 4 5 6 7
久米島イーグルス0 0 0 0 0 0 2 2
五島バラモン0 0 0 0 0 0 0 0

両チーム投手が好投し、白熱した投手戦となったが、特別延長に入った7回、二死2,3塁から4番新垣龍希が均衡を破る貴重な2点タイムリー。その裏の五島の攻撃を3者凡退に抑えベスト4に駒を進めた。

2回戦  VS 鳥羽選抜(三重県)

2回戦

 1 2 3 4 5 6
鳥羽選抜0 0 0 2 0 0 2
久米島イーグルス0 1 4 0 1 x 6

2回に8番山里璃音のタイムリーで先制すると、3回には4安打を集中し4点を追加、宇根聖也-盛本崇貴の継投で相手の反撃を2点に抑え、勝利。

1回戦 VS 屋久島選抜(鹿児島県)

1回戦

 1 2 3 4 5 6
屋久島選抜0 0 0 0 0 0 0
久米島イーグルス0 0 2 2 0 x 4

0-0の3回、9番仲宗根愛輝のツーベースを足がかりに、四球を絡め4番新垣龍希のタイムリーツーベースで2点を先制。

4回にも6番内間陽太のホームラン等で2点を追加した。

投げては、先発新垣龍希が2安打7奪三振の好投で屋久島打線を完封した。

山里昌樹 監督

今年のチームは、投手陣が良く、守り勝つ野球をモットーに大会に臨んだ。沖縄から5チーム参加ということで激戦になることが予想されたが、準々決勝から決勝まで非常に厳しい戦いであった。子供達一人一人が試合を重ねるたびに成長していく姿を見て、たくましさを感じた。残念ながら敗れはしたが、強豪チームを倒しての決勝戦だったので、沖縄のレベルの高さを感じた大会であった。この子達が大人になるにつれ久米島野球の将来を担うのを望み、今後も育成指導に励みたい。

内間陽太 主将

今回、離島甲子園に参加して、色々と成長や学ぶ事が出来ました。大会の結果は、惜しくも準優勝でしたが、チームでの団結力や個人の技術も上がったと思います。また、試合が終わると野球教室もしていただき、とても勉強になりました。これからは、離島甲子園で学んだ事を高校野球で生かしたいです。

参加メンバー

監督山里 昌樹(久米島町役場)
コーチ前原 朝考(久米島町教育委員会)
審判員大田 直樹(久米島町教育委員会)
選手新垣 龍希(久米島西中学校)
内間 陽太(久米島西中学校)
上原 龍成(久米島西学校)
崎村 大輝(球美中学校)
山里 璃音(久米島西中学校)
盛本 崇貴(久米島西中学校)
仲宗根 愛輝(久米島西中学校)
田里 浩一朗(久米島西中学校)
金城 隼斗(球美中学校)
宇根 聖也(球美中学校)
宮里 知志(久米島西中学校)
譜久里 共矢(球美中学校)
中澤 孝基(久米島西中学校)
田端 琉星(球美中学校)
與座 来斗(久米島西中学校)

1回戦

1回戦

 1 2 3 4 5 6
隠岐の島あんやらーず0 3 2 0 6 0 11
南大東村ベースボールクラブ0 0 0 0 0 0 0

1回戦

 1 2 3 4 5
石垣島ぱいーぐるズ0 1 1 0 0 2
対馬ヤマネコボーイズ0 0 0 0 1 1

2回戦

2回戦

 1 2 3 4 5 6
宮古島アララガマボーイズ0 1 0 1 0 0 2
壱岐市選抜1 0 0 0 0 0 1

2回戦

 1 2 3 4 5 6 7
石垣島ぱいーぐるズ1 1 0 1 1 0 2 6
佐渡市中学校選抜チーム0 0 0 0 0 0 0 0

2回戦

 1 2 3 4 5
西表島boy's 0 0 0 0 0 0
新上五島ファイブスターズ1 2 2 2 0 7

準々決勝

準々決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8
石垣島ぱいーぐるズ0 0 0 0 0 0 0 0 0
福江中学校0 0 0 0 0 0 0 1 1

準々決勝

 1 2 3 4 5 6
宮古島アララガマボーイズ0 0 0 0 0 0 0
種子島中学校0 0 1 0 0 x 1

全国離島交流中学生野球大会(通称“離島甲子園”)

「まさかり投法」により通算215勝、プロ野球界の往年の大エース村田兆治氏によって提唱された大会。地理的環境から島外との交流機会が少ない全国の離島の中学生が一堂に会し、野球を通じて「島」と「島」の交流を図ることにより、離島の次世代を担う人材育成を目標に、全国の離島を巡り開催している。

参加チームは、トーナメント形式で優勝をめざし、敗者となったチームは交流戦をおこなう。また、村田兆治氏を中心に結成されたプロ野球OB会「まさかりドリームス」による野球教室も開催される。

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