兼城パイレーツが7年振りの優勝!

第50回沖縄県南部地区少年野球交流会大会

2015-09-15

節目の第50回目を迎えた沖縄県南部地区少年野球交流会大会は9月6日、与根漁港球場にて決勝戦が行われ、兼城パイレーツが泊ファイトクラブの猛攻をしのいで、大会7年振りの優勝を手にした。

背番号1の思いを背負って!全員野球で掴んだ優勝

「エースが腰を痛める中で、みんなが彼のためにと。全員野球で成し遂げた優勝です。」と、試合後の兼城パイレーツ上原義昭監督は笑顔でナインを褒め称えた。

試合は泊ファイトクラブの猛攻で幕開け。1回裏、ヒットと死球で塁を埋めると、173cm 80Kgの4番仲田唯憲のバットから火を噴くような痛烈な当たりがセンター前へと一瞬で抜けていく。

その体格と打球の速さは、まるで甲子園をわかせた清宮(早稲田実)のようだった。

二塁走者が三塁で止まらざるをえず、しかし満塁としたその直後、スクイズ失敗で三塁走者を追い詰めたパイレーツ野手陣は、まず二塁走者にタッチ。次に三塁ベースを離れた走者を見て再び狭殺プレーに誘い込み、一死満塁のピンチをしのいだ。

するとパイレーツは3回、二死二塁として1番の金城愛樹へ回す。

だが泊ファイトクラブは、それを避けるように四球を与えると2番新城祐人との勝負に出る。127cm と小柄な新城に「金城と避けて彼と勝負する相手の作戦はこれまで何度もあった。」と上原監督。

見た目は小粒でもピリリと辛い!そんな新城の打球は二遊間を抜けてセンター前へ。次打者も繋げて満塁として、「絶対打つと決めて」打席に入った5番大城朔太郎が値千金のタイムリー!。

追いかけるファイトクラブも6回、ヒットと2つの四球で満塁と攻め立てたがホームが遠く、この虎の子の1点をマウンドの金城が守り抜き見事7年(14大会)振りの優勝を決めた。

決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7
兼城パイレーツ(糸満)0 0 1 0 0 0 0 1
泊ファイトクラブ(那覇)0 0 0 0 0 0 0 0
(兼) 金城愛樹-大城朔
(泊) 津波-伊志嶺利
ニ塁打 : 金城愛生(兼)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
兼城パイレーツ0 1 0 1 1 0 0 3
新都心銘苅ジャイアンツ(那覇)0 0 0 0 0 0 0 0
(兼) 當銘-金城愛樹
(新) 仲地-平岡
ニ塁打 : 大城和(兼)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
泊ファイトクラブ1 0 1 0 0 0 0 2
仲井真ライオンズ(那覇)0 0 0 0 0 0 0 0
(泊) 日賀-伊志嶺利
(仲) 垣花元、垣花琉-山城
ニ塁打 : 仲宗根(仲)
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