北谷ドラゴンズが56チームの頂点に立ち、見事日本一の栄誉に!

第37回全日本都市対抗少年野球淡路島大会

2015-09-15

北は北海道から南は九州、沖縄まで。マクドナルドトーナメント(東京都)や、高野山旗杯(和歌山県)と並ぶ全国屈指の、全日本都市対抗少年野球淡路島大会で56チームの頂点に立ち、見事優勝を果たした。

6試合31得点と爆発した強竜打線

8月14日から兵庫県淡路島にて行われた第37回全日本都市対抗少年野球淡路島大会に、沖縄代表として出場した北谷ドラゴンズ。緊張する初戦を2対0と守り抜き突破すると、吹っ切れたかのように打線が爆発した。

2回戦5得点、3回戦は6得点、準々決勝は7得点と、勝ち進んできた全国の強豪チームを尻目に、右肩上がりの打線で次々と撃破。ここまでの2日間で4試合、さらに沖縄からの長距離移動の疲れもあっただろうが、それを全く見せない北谷ドラゴンズは4チームしか立てない最終日のグラウンドに立った。

準決勝 安土野球スポーツ少年団戦

セミファイナルゲームは初回、二死二塁とされた先発の平良月が相手の4番井上にタイムリーを浴びて1点を失うがその裏、ヒットと四球に盗塁を絡めて二・三塁として相手野手のフィルダースチョイスを誘い同点とする。

さらに満塁として5番末吉陽太と山内悠矢のタイムリーで大量4点を奪う派手な逆転劇を見せる。北谷ドラゴンズは4回にも二死満塁と攻め立て、平良月のレフト前2点タイムリーでリードを広げて快勝。

ついに決勝の舞台に立ち上がった。相手は2年連続北海道勢の大会連覇を狙う上富良野ドジャースだ。

決勝戦 上富良野ドジャース戦

北谷ドラゴンズは初回、二死から3番平良月と4番佐久間侑生の連続ヒットでチャンスを掴むが得点には至らず。

するとその裏、上富良野ドジャースに二死二塁から味方のエラーで先制された。

だが、打線に火がついた2回戦以降の4試合の平均得点が6に到達していた強竜打線に、焦りは見られない。

3回表、北谷ドラゴンズはこの試合3安打とチームを牽引したトップの植村大志が、右中間を深々と破る三塁打を放ちナインを鼓舞すると、スクイズを成功させて同点とする。

なおも一死三塁として、佐久間侑生がセンター前への2打席連続ヒットとなるタイムリーで逆転に成功した。

5回には一死満塁から相手のエラーと末吉陽太のタイムリーで2点をボードに刻む。

6回裏には1点を返されたが、7回には山内悠矢にタイムリーが飛び出すなど、逆転、中押し、ダメ押しの理想的な野球を展開し相手チームを圧倒。投げては末吉陽太が5安打2失点、76球の完投。6試合で31得点6失点と、投打で全国のチームを圧倒した北谷ドラゴンズが手にしたこの大会の優勝旗が、5年振りに沖縄の地へと還ってきたのだった。

決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7
北谷ドラゴンズ0 0 2 0 2 0 1 5
上富良野ドジャース(北海道)1 0 0 0 0 1 0 2
2015年8月16日 佐野第一野球場
(北) 末吉-植村
(上) 金本、石川、高野、金本-河原

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
安土野球スポーツ少年団(滋賀県)1 0 0 0 0 0 0 1
北谷ドラゴンズ4 0 0 2 0 0 x 6
(安) 園田-西村
(北) 平良、末吉-植村
三塁打 : 植村(北)
ニ塁打 : 高橋(安)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
上富良野ドジャース(北海道)0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
波根スポーツ少年団(島根県)0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

準々決勝

 1 2 3 4 5 6 7
北谷ドラゴンズ1 0 1 0 2 0 3 7
久世少年野球(京都府)1 0 0 0 0 0 0 1

3回戦

 1 2 3 4 5 6 7
北谷ドラゴンズ3 0 0 0 2 1 0 6
大野インプレッションズ(洲本市)0 0 0 0 0 1 0 1
【2回戦】
北谷ドラゴンズ 5-1 やまと(奈良県)

【1回戦】
北谷ドラゴンズ 2-0 高岡第二イーグルス(高知県)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大会結果:北谷ドラゴンズが56チームの頂点に立ち、見事日本一の栄誉に! トップに戻る