名桜大が沖大を下し、優勝

第9回沖縄県大学野球夏季トーナメント

2015-08-15

7月24日、恩納村の赤間ボールパークで第9回沖縄県大学野球夏季トーナメンが行われた。決勝で、名桜大が沖縄大を4対0で下し、優勝した。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
名桜大0 0 0 0 0 0 4 0 0 4
沖縄大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
(名) 中村、園田、花里、与那嶺―西依、竹之内
(沖) 山城修、小谷廣、松井、我那覇、大浜、仲村―慶田元、新垣太
三塁打 : 久田(名)
ニ塁打 : 玉城(名)
殊勲賞 : 久田祥矢(名)
敢闘賞 : 仲村進助(沖)
打撃賞1位 : 西村将佳(名)

毎回のようにスコアリングポジションに走者を進めながら、なかなか得点に結び付けることができなかった名桜大が、7回表、4連続ヒットの集中打が出て一挙4点を奪い勝利を決めた。

7回表、名桜大はこの回先頭の7番西村が四球で出塁。すると、それまで5残塁とかみ合わなかった打線がつながった。

続く8番辻がレフト前にヒットを放ち、無死一、三塁とチャンスを広げると、9番西依もレフト前に運び、待望の先制点をあげた。

さらに二人の走者を塁上に残し、打順はトップに帰り1番久田。久田は、ここで走者二人を還すタイムリー三塁打を放ち、3対0とリードを広げた。

続く2番安里にもタイムリーが出て、久田も還り4点目。勝負を決めた。名桜大の先発中村は、1回裏、一死二、三塁と先制点を失う窮地を招くが、4番、5番を連続三振に打ち取りピンチを脱すると5回無失点で試合をつくった。

名桜大は6回以降、園田、花里、与那嶺とつなぐ投手リレーで沖縄大を完封した。沖縄大は4点を奪われた直後の7回裏に、2本のヒットと四球で一死満塁のチャンスをつくったが、得点を奪えず、反撃ができなかった。

一回戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
沖国大0 0 0 0 0 0 0 1 1 2
名桜大0 0 0 0 0 4 0 1 x 5
(沖) 嶺井、加藤、知念、仲村渠大―仲村渠侑
(名) 嘉手川、城間―西依、竹之内
ニ塁打 : 久田、西村、春田(名)

名桜大は6回裏、相手投手の乱れで得た無死満塁のチャンスに、7番西村が右中間を破る2点タイムリー2塁打を放ち先制。さらに内野エラーとスクイズで2点を加えた。

8回裏には、二死一塁から、代打春田がレフトへ二塁打を放ち、追加点を奪った。名桜大は先発の嘉手川が8回を投げ、1失点と粘りの投球をみせた。

一回戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
沖縄大 3 2 0 0 0 0 0 0 0 5
琉球大1 0 0 0 3 0 0 0 0 4
(沖) 山城修、小谷廣、松井、我那覇、大浜、仲村―慶田元、新垣太
(琉) 城間、大久保、大越―伊佐
ニ塁打 : 兼本、伊佐、與那嶺、新屋、嘉数、當山(琉)

沖縄大が序盤に5点をあげ、逃げ切った。

沖縄大は初回表、先頭の幸地がヒットで出塁すると、4安打、2四球を集め3点を奪う先制攻撃。2回にも4番金城森也のタイムリーなどで2点を加え、リードを広げた。

追う琉球大は5回裏、4本の二塁打が飛び出す長打攻勢で1点差に迫った。しかし6回以降は、沖縄大の大浜、仲村の継投の前に1安打に封じられ得点することができなかった。

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