学童県大会での春夏連覇は14年振り!根差部ベースナインが逆転で快挙を達成。
第21回おきでん旗杯第122回沖縄県学童軟式野球大会決勝戦
2015-08-15
「パワーズにはブロック大会の決勝で負けているので、負けられないぞと思ってました」とは、試合後の根差部ベースナイン(以下根差部)の選手たちだ。
の県大会決勝に続く同じ顔合わせとなったこの日、全体的に余裕が感じられたのは根差部だった。
初回、悪送球とランダンプレーでのミスで2点を先制した根差部は、2回にもワイルドピッチで1点を追加する。
対する豊見城パワーズ(以下豊見城)もその裏、四球とワイルドピッチ、セカンドのエラーなどで無死ニ・三塁から新垣将武の2点タイムリーなどで4点を奪って逆転に成功した。
それぞれ1点ずつを加えたあとの5回表、根差部は連続四死球と犠打で一死ニ・三塁のチャンスに、1番の我喜屋翔輝が「エンドランのサインを見て、野手の間を抜いていこうと」しぶとく一・二塁間を抜く逆転の2点タイムリー。
「我喜屋が決めてくれたのが一番大きかった」とは、代理監督としてベンチワークの全てを担った徳永ヘッドコーチ。
その徳永コーチの息子でエースの徳永翔一は、前半の雨で制球に苦しむも、逆に力を抜いてリラックスして投げた4回以降をゼロに抑える好投。
最終回、豊見城の1、2番に連続ヒットをあび無死一・三塁とされたが「二人の走者を帰されてもまだ1点のリードがあるので大丈夫」と力まずに投げ、次打者を投ゴロに斬り、一塁ベース、そして本塁ベースへと渡る併殺でピンチを脱し完投。
学童軟式野球界では伝説のチームとなっている2001年の八島マリンズ以来、実に14年振りとなる春夏連覇の偉業を果たした。
また豊見城ブロックは、昨年冬の県大会を制した嘉数少年野球から3季連続での県大会制覇。こちらも8年振り(南部Bが達成)となる快挙となった。
決勝戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
根差部ベースナイン | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 8 |
豊見城パワーズ | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
準決勝
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オール上間 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 |
豊見城パワーズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | x | 4 |
準決勝
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北谷ドラゴンズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
根差部ベースナイン | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 3 |
準々決勝
根差部ベースナイン 5-3 宮城ドリームス
豊見城パワーズ 1-0 識名ブルーファイターズ
北谷ドラゴンズ 3-1 仲井真ライオンズ
オール上間 6-4 高江洲スパローズ
2回戦
与那城ストロング 1-3 識名ブルーファイターズ
宜野湾BBK 5-6(8) 豊見城パワーズ
オール上間 11-6 世名城ジャイアンツ
高江洲スパローズ 7-0(5) 上本部ドジャース
仲井真ライオンズ 6-1 嘉手納ライオンズ
北谷ドラゴンズ 6-2 北丘宮平少年野球
根差部ベースナイン 9-0(6) 宮里ブレーブス
前原ルーキーズ 0-3 宮城ドリームス
Aブロック1回戦
与那城ストロングス 3-0 与那原マリンズ
松田クラブ 5-8 識名ブルーファイターズ
美原ドラゴンズ 1-2 宜野湾BBK
少年武蔵 2-3× 豊見城パワーズ
Bブロック1回戦
オール上間 4-0 宇茂佐サンガース
美咲スポーツクラブ 0-12(5) 世名城ジャイアンツ
安谷屋ライオンズ 0-7(6) 高江洲スパローズ
上本部ドジャース 8-1(6) 浅野浦少年野球
Cブロック1回戦
仲間ジャイアンツ 5-6 嘉手納ライオンズ
仲井真ライオンズ 8-1(6) 上野オリオンズ
西原バッファローズ 8-9× 北丘宮平少年野球
北谷ドラゴンズ 7-2 仲泊ヤンキース
Dブロック1回戦
根差部ベースナイン 1-0 大里シャークス
ぎのわんジュニアホエールズ 1-4 宮里ブレーブス
松川ライオンズ 2-5 前原ルーキーズ
宮城ドリームス 3-2 兼城パイレーツ