那覇工業が2年連続優勝

第34回沖縄県高等学校定時制通信制夏季軟式野球競技大会

2015-06-01

県高校定時制通信制夏季軟式野球競技大会の決勝が6月6日、浦添市民球場で行なわれ、那覇工が泊夜間を9対3で下し、昨年に続き2年連続で優勝を果した

那覇工業が2年連続優勝

全国大会での勝利を目標に掲げてきた那覇工業が4回に逆点すると、その後も得点を重ね9対3と泊夜間部を突き放し2年連続の県大会制覇を成し遂げた。

決勝戦、先手を取ったのは泊夜間だった。

1回戦、2回戦と圧勝で勝利を収めた泊夜間の打線が、3連投で肩に張りがあったという那覇工業のエース上江田裕太の立ち上がりを攻めた。

泊夜間は、一回表、先頭の新里海斗がいきなりライトへ二塁打を放ち先制の口火をきると、2番宮平翔が内野安打で続き、3番古堅幸平は四球、無死満塁とチャンスを広げる。

続く4番新田哲史のあたりは投ゴロ、これがミスを誘い泊夜間に先取点が転がり込んだ。

さらに押し出し四球のあと、6番知念良樹がセンター前にはじき返し3点目。

なおも無死満塁が続く。しかし、ここから那覇工業の上江田が意地をみせる。

7番打者から9番打者まで3者連続三振。それ以上の追加点を与えず1回表を終了した。

3点のビハインドを背負った那覇工業だったが、その裏、走者を一塁に置いて、4番内拓也が左中間を破るランニングホームラン。

すぐさま1点差に詰めよった。そして3回裏、那覇工業は一気に逆点する。

この回、先頭の1番松永聖矢がライトへ二塁打を放つと2番知念康人もセンター前ヒット。

走者2人を置き打席に立ったのがキャプテンの3番新里和友。

インコースの真っ直ぐに狙いを定めていたと新里の放った打球は左中間を突破する大きな当たり。

逆点の三塁打となった。さらにバッテリーミスなどで追加点をあげ、この回一挙4点。6対3と逆に3点のリードとなった。

那覇工業は、6回に9番大城翔平のタイムリーで1点を追加、8回にはダメ押しの2点を加え勝負を決めた。

不安定な立ち上がりをみせた那覇工業の上江田だったが、2回以降は見違えるピッチング。泊夜間に追加点を与えなかった。 昨年に続き全国大会への出場を決めた那覇工業。昨年は一回戦敗退の悔しさを味わった。

キャプテンの新里やエースの上江田は全国大会ベスト8を目標に掲げる。

県予選を圧勝で勝ち抜いた那覇工業が全国の舞台で暴れることを期待したい。

決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
泊通信3 0 0 0 0 0 0 0 0 3
那覇工2 0 4 0 0 1 0 2 x 9
(泊) 運天―宮平
(那) 上江田―新里和
本塁打 : 内(那)
三塁打 : 新里和(那)
ニ塁打 : 新里海、宮平(泊)、松永、上江田(那)
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