ヒガ不動産マリンズが嬉しい初優勝。

第129回春季軟式野球中央大会(C級の部)

2015-05-15

沖縄県春季軟式野球中央大会C級の部決勝が12日、コザしんきんスタジアムで行なわれ、ともに初の決勝進出を決めたヒガ不動産マリンズとJamesの戦いは、6対4でヒガ不動産マリンズが嬉しい初優勝を遂げた。

4度目の正直で嬉しい初優勝

「過去、決勝を前に阻まれた南部支部代表を倒して優勝しよう!」。

悲願の頂点を目指したヒガ不動産マリンズ(中部南支部)は2回、上原悠輔がしぶとくレフトへ持っていく二塁打などで一死ニ・三塁とすると、8、9番の連続エンドランが決まり2点を先制する。

対するJames(南部支部)も3回には玉城隆盛が、その後も嘉数円や上原悠也に長打が生まれるも、ヒガ不動産マリンズの本塁を死守する、村田亮を始めとした巧みな守りの前にどうしても得点することが出来ない。

すると7回、ヒガ不動産マリンズは、二死から相手のミスなどで満塁とすると、連続押し出し四死球で大きな2点を追加。9回にも高江洲裕に貴重なタイムリーが生まれると、なおもダメ押しの1点を加え、「打てないチーム」(高江洲監督)が、終わってみれば二桁の11安打を達成していた。

マウンドを預かった比嘉尚徳は、終盤こそ掴まりかけたが、「予選から投げ続けてくれたエースを変えるわけにはいかなかった」という指揮官の期待に応え、130キロに迫るストレートを主体にテンポ良く投げ分けて完投し、初優勝に貢献。ヒガ不動産マリンズは6月19日から滋賀県にて行われる、第37回西日本軟式野球大会(2部)に、県代表として出場する。

惜しくも敗れたJamesだったが、8回に比嘉巨宇と仲座正太のタイムリーなどで追い上げた終盤の猛攻は見事。クローズアップされがちな、中央大会の3試合で17得点を奪った強打もさることながら、再三の攻守でピンチの芽を摘み取ったライトの金城大地など、登録18人の平均年齢が26歳を切るフレッシュなパワーで近い将来、頂点に立つ可能性を秘めたチームとなるだろう。

決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヒガ不動産マリンズ(中部南支部)0 2 0 0 0 0 2 0 2 6
James(南部支部)0 0 0 0 0 0 0 3 1 4
(ヒ) 比嘉尚-村田
(J) 玉城-嘉数
三塁打 : 上原悠、嘉数(J)
ニ塁打 : 玉城、喜納(J)上原悠、我如古真(ヒ)
殊勲賞 : 比嘉尚徳(ヒ)
敢闘賞 : 金城大地(J)
打撃賞1位 : 我如古真仁(ヒ)
打撃賞2位 : 上原悠也(J)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
Sieg(久米島)0 0 1 0 0 0 0 1 0 2
ヒガ不動産マリンズ0 0 0 0 0 2 1 0 x 3

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
James2 0 0 1 0 2 0 0 1 6
KP-OGIMI(北部)0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1回戦

ヒガ不動産マリンズ 6-0 JTA宮古
Sieg 8-2 石垣市消防野球クラブ
James 7-0 Ken’s
KP-OGIMI 2-1 (株)上雅装工

監督取材

高江洲充 (監督) ヒガ不動産マリンズ

「中部支部が南北に分かれる前の、チームの前身である比嘉自動車から数えて4度目にして初の決勝、そして優勝ということで嬉しい。2回の連続エンドランも、ずっと練習してきたことが出た。同点まではお前で行くぞ、と励ました比嘉尚が最後まで投げてくれたのも嬉しかった。西日本大会でも優勝を目指します。」
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